全国体力調査北海道版結果 各管内状況 No.12 十勝(道・道教委 2020-03-17付)
◆分析 小学校
【学校数90校、児童数2813人】
▼実技
体力合計点は、全国と比較して、男子が0・42ポイント、女子が0・33ポイント低く、課題である。種目別に全国を上回ったのは、男子が3種目、女子が4種目。
体力合計点の高い順にA~Eの5段階で評価した総合評価をみると、AB―DEの値は、全国と比較して男子が2・1ポイント、女子が6・2ポイント低く、課題である。
▼質問紙(学校・児童)
「授業の冒頭でその授業の目標を児童に示す活動をすべての学年・学級で取り入れている」と回答した学校は、全国と比較して29・8ポイント高いのに対し、「授業の始めに授業の目標が示されている」と回答した児童の割合は、男子が47・3%、女子が45・4%である。
「授業では、児童同士で話し合う活動をすべての学年・学級で取り入れている」と回答した学校の割合は、全国と比較して、29・5ポイント高いのに対し、「授業では、友だち同士やチームの中で話し合う活動を行っている」と回答した児童の割合は、男子が39・5%、女子は36・2%である。
「授業以外で、すべての児童の体力・運動能力の向上にかかる取組を行った」と回答した学校の割合は、全国と比較して3・1ポイント高いのに対し「体育の授業意外における1週間の総運動量が60分以上」と回答した児童の割合は、男子が90・7%、女子が86・5%である。
◆分析 中学校
【学校数48校、生徒数2732人】
▼実技
体力合計点は、全国と比較して男子が0・80ポイント、女子が1・28ポイント低く、課題である。
種目別に全国を上回ったのは、男子が5種目、女子が2種目。
AB―DEの値は、全国と比較して、男子が3・9ポイント、女子が6・7ポイント低く、課題である。
▼質問紙(学校・生徒)
「授業の冒頭で、その授業の目標を生徒に示す活動を取り入れている」とすべての学校が回答したのに対し、「授業の始めに授業の目標が示されている」と回答した生徒の割合は、男子が63・5ポイント、女子が65ポイントである。
「授業の最後に、その授業で学習したことを振り返る活動を取り入れている」と回答した学校の割合は、全国と比較して1・9ポイント高いのに対し、「授業の最後に、今日学んだ内容を振り返る活動を行っている」と回答した生徒の割合は、男子が35・6ポイント、女子が34・2ポイントである。
「授業以外ですべての生徒の体力、運動能力の向上にかかる取組をすべての学年で行った」と回答した学校の割合は、全国と比較して23・1ポイント高いのに対し、「保健体育の授業以外における1週間の総運動時間が60分以上」と回答した生徒の割合は、男子が93・4%、女子は80・9%である。
◆改善の方向性
授業の目標の提示や振り返る活動などにおいて、学校と児童生徒の回答に差がみられることから、各種指定事業などの成果を活用し、体育授業で目標を示す活動や振り返る活動、友達同士やチームの中で話し合いを行い課題を解決する場面を設定するなど、授業改善を進める必要がある。
授業以外で児童生徒に体力向上の取組が行われていない学校があることから、管内どさんこ元気アップチャレンジなどの成果を活用し、児童生徒が日常的に運動に親しむ体力向上マネジメントの確立の必要がある。
(道・道教委 2020-03-17付)
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