全国体力調査北海道版結果　各管内状況　Ｎｏ．１１　オホーツク

（道・道教委 2020-03-16付）

体力合計点　全国との差の推移・オホーツク（クリックすると拡大表示されます）

◆分析　小学校

【学校数８１校、児童数２１３１人】

▼実技

　体力合計点は、全国と比較して、男子が０・６４ポイント、女子が１・３０ポイント低く、課題である。

　種目別に全国を上回ったのは、男子が４種目、女子が３種目。体力合計点の高い順にＡ～Ｅの５段階で評価した総合評価をみると、ＡＢ―ＤＥの値は、全国と比較して、男子が３・９ポイント、女子が１２・８ポイント低く、課題である。

▼質問紙（学校・児童）

「授業の冒頭で、その授業の目標を児童に示す活動をすべての学年・学級で取り入れている」と回答した学校の割合は、８８・９％で、全国より３０・９ポイント高い。

　「運動やスポーツをすることは好き」と回答した児童の割合は、男子が７４・３％で、全国と比べて３・１ポイント高い。女子が５６・５％で、全国と比べて１・０ポイント高い。

　「体育の授業以外における１週間の総運動時間が６０分以上」と回答した児童の割合は、男子が９１・２％で、全国と比べて１・１ポイント低い。女子が８６・０％で全国と比べて１・０ポイント低い。

◆分析　中学校

【学校数４９校、生徒数２００３人】

▼実技

　体力合計点は、全国と比較して、男子が１・１９ポイント、女子が４・０９ポイント低く、課題である。

　種目別に全国を上回ったのは、男子が２種目。

　ＡＢ―ＤＥの値は、全国と比較して、男子が６・９ポイント、女子が２１・９ポイント低く、課題である。

▼質問紙（学校・生徒）

　「授業の冒頭で、その授業の目標を生徒に示す活動を取り入れている」と回答した学校の割合は１００％で、全国より１・３ポイント高い。

　「運動やスポーツをすることは好き」と回答した生徒の割合は、男子が７０・１％で、全国と比べて７・２ポイント高い。女子が４８・５％で、全国と比べて１・６ポイント高い。

　「保健体育の授業以外における１週間の総運動時間が６０分以上」と回答した児童の割合は、男子が９２・４％で、全国と比べて０・５ポイント低い。女子が８１・３％で、全国と比べて０・７ポイント高い。

◆改善の方向性

　小学校体育科、中学校保健体育科の授業の改善に組織的に取り組むとともに、全国体力・運動能力、運動習慣等調査において課題のある種目を複数回実施するなど、組織的・計画的な授業改善を図る。

　学校教育指導において、昨年度作成した「オホーツク運動プログラム」の活用について指導助言を行うとともに、指導資料を作成および配布し、日常的な運動習慣の確立を図る。

　「子どもの体力向上ボトムアップ事業」にかかる研修会等を実施し、日常的な運動習慣の形成に向けた教員の指導力向上を図る。

(道・道教委 2020-03-16付)