主催・一般 計20事業 2年度の青少年体験活動施設 道教委
(道・道教委 2020-03-13付)

 道教委は、令和2年度道立青少年体験活動施設における実施事業の基本方針をまとめた。主催事業ではパイロットプログラム事業8事業、一般事業12事業を設定。共通事業としてジュニアリーダーコースとネイパル防災キャンプの2つの体験プログラムを展開するほか、選択事業として、北海道の文化、アイヌ文化等を学ぶ学習プログラムなど8事業を行う。また、選択事業において、障がいのある人もない人も等しく体験や学習ができる環境の醸成を図る体験プログラムを新たに実施する。

 青少年の健全な育成に向けた集団宿泊活動や自然体験活動、その他の体験活動を支援するとともに、道民の生涯学習活動を促進するため、道立青少年体験活動支援施設の実施方針を定めた。

 2年度の各施設における主催事業には、主に道教委施策に関連するパイロットプログラム事業8事業、主に指定管理者の裁量による一般事業12事業を設定した。

 パイロットプログラム事業は、共通事業2事業、選択事業6事業で構成。共通事業では、未来を担う人材の育成として、地域の青少年リーダーや持続可能な社会の担い手を養成するジュニアリーダーコースと、防災学習・安全教育の充実として、防災意識や災害時に対応する力を高めるネイパル防災キャンプの2つの体験プログラムを展開する。

 選択事業では、北海道の文化、アイヌ文化等を学ぶ学習プログラムや、幼児期の子ども、その保護者に対する体験プログラムなど全8事業を用意。新規では、地域共生社会の実現、障がい者の生涯学習の推進に向け、障がいのある人もない人も等しく体験や学習ができる環境の醸成を図る体験プログラムを実施する。

 これらのうち、各施設で6事業を選択し、本道の子どもたちを取り巻く教育課題や今日的課題に対応するため、新たな体験プログラムの開発などに取り組む。

 一般事業では、子どもたちの体験活動を支援するボランティアや指導者等の養成を図る指導者等養成研修事業を各施設で1事業以上実施。また、今日的な教育課題に対応したプログラムの開発・実施の成果を普及するための市町村や社会教育団体等と取り組む連携・共催事業を4事業以上、指定管理者の独自性や地域の特性等を生かした多様な体験活動を提供する体験活動支援事業を7事業以上行う。

 主催事業以外では、市町村等に対して今日的な教育課題に対応したプログラムや体験活動等の普及のための出前型事業「アウトリーチ」、地域への貢献や利用促進のため、施設設備や機能を広く道民に開放する施設開放事業などを実施する。

 なお、道教委は今回から、「選択事業を実施するに当たっての事業コンセプト・留意点」を作成。各事業ごとの内容や方向性などを詳細に記載した。

(道・道教委 2020-03-13付)

その他の記事( 道・道教委)

特性踏まえた道徳科資料 釧路局 定義や考え方など示す 管内小・中等全教員に配布

釧路局道徳科資料作成  【釧路発】釧路教育局は、道徳科の特性を踏まえた授業実践の参考資料「Heart of heart」を作成した。授業づくり理論編、同実践編、複式学級における指導の3部構成、「考え、議論する道徳...

(2020-03-16)  全て読む

道教委が文化財保存活用大綱素案 アイヌ伝承盛り込む 27日まで意見募集 7月策定

 道教委は、北海道における文化財保存活用大綱素案をまとめた。文化財を「守り」「育み」「生かす」との基本理念のもと、「維持・管理体制の整備」など6点の保存・活用方針を設定。本道独自となるアイヌ...

(2020-03-16)  全て読む

道立生涯学習推進センターが初調査 54市町村で住民参画事業 指導者確保困難の声も

 道立生涯学習推進センターは、「人口減少時代の新しい地域づくりに資する社会教育事業に関する調査研究~住民の主体的な地域づくりを進めるプロセス・手段とその評価の検証(資料編)」をまとめた。地域...

(2020-03-16)  全て読む

全国体力調査北海道版結果 各管内状況 No.11 オホーツク

連載11・各管内体力テストオホーツク・小中 ◆分析 小学校 【学校数81校、児童数2131人】 ▼実技  体力合計点は、全国と比較して、男子が0・64ポイント、女子が1・30ポイント低く、課題である。  種目別に全国を上回った...

(2020-03-16)  全て読む

全国体力調査北海道版結果 各管内状況 No.10 宗谷

連載10・各管内体力テスト宗谷・小中 ◆分析 小学校 【学校数38校、児童数462人】 ▼実技  体力合計点は、全国と比較して女子が0・15ポイント高いが、男子が0・61ポイント低く、課題である。  種目別に全国を上回っ...

(2020-03-13)  全て読む

全国体力調査北海道版結果 各管内状況 No.9 留萌

連載9・各管内体力テスト留萌・小中 ◆分析 小学校 【学校数17校、児童数299人】 ▼実技  体力合計点は、全国と比較して、男子が1・37ポイント、女子が0・14ポイント低く、課題である。  種目別に全国を上回ったの...

(2020-03-12)  全て読む

3年度教員採用候補者選考 新たに総合点加点制度 現職教員特別選考を新設 道教委・札幌市教委

 道教委・札幌市教委は、令和3年度道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査における変更内容を決めた。一定の資格等を有する受検者に対し、第1次検査の総合点に加点する制度を新設。また、現職教員特...

(2020-03-12)  全て読む

道立図書館2年度運営計画 文書館連携でサービス向上 アイヌ文化知る本セット新設

 道立図書館は、令和2年度運営計画をまとめた。新たな取組として、運営の重点に「北方資料室移転に伴う書庫の入れ替えによる魅力的な書架づくり」「システム更新による利便性向上」「道立文書館と連携し...

(2020-03-11)  全て読む

道教育実践表彰伝達式 教諭2人の功績に光 北広島西高で道教委

北広島西高道教育実践表彰伝達式  石狩教育局は2月26日、北広島西高校(金田英司校長)で令和元年度道教育実践表彰伝達式を執り行った。平瀬一弘次長が徳橋孝之主幹教諭と松藤邦彦教諭の2人に表彰状を手渡し、長年の取組に敬意を表す...

(2020-03-11)  全て読む

特セン「移動講座」本年度実施状況 回数・受講者共7倍に 教育相談担当者養成は2倍

 道立特別支援教育センターは、市町村の支援体制充実に向けて前年度に試行を開始した特セン「移動講座」の本年度実施状況をまとめた。2月7日現在で、開催数・受講者数は、共に前年度の約7倍に。また、...

(2020-03-10)  全て読む