道教育実践表彰伝達式　教諭２人の功績に光　北広島西高で道教委

（道・道教委 2020-03-11付）

右から平瀬次長、徳橋主幹教諭、松藤教諭、金田校長

　石狩教育局は２月２６日、北広島西高校（金田英司校長）で令和元年度道教育実践表彰伝達式を執り行った。平瀬一弘次長が徳橋孝之主幹教諭と松藤邦彦教諭の２人に表彰状を手渡し、長年の取組に敬意を表すとともに栄誉をたたえた。

　徳橋主幹教諭は、英語教諭として主体的・対話的で深い学びの視点を踏まえた授業改善に取り組むとともに、教務部長として創意工夫ある教育活動を展開。グローバル化に対応した英語教育指導力向上研修では英語教育推進リーダーとして、オールイングリッシュで行われる研修講座の講師を務め、英語に関する指導方法等の普及や教員の指導力向上に努めてきた。

　松藤教諭は、特別支援教育コーディネーターとして、学校で独自に開発したチェックリストを用いた生徒の情報共有体制づくりに取り組むとともに、研究発表を通して実践成果を広く普及し、教員の指導力向上に尽力するなど、高校における特別支援教育の振興と充実に大きな成果を上げている。

　この日、平瀬次長が２人に表彰状を伝達。「どの学校現場においても必要とされていることを、先んじて取り組んできた２人」と敬意を表し、栄誉をたたえた。

　続いて、取組の中で大切にしてきたことや大変だったこと、取組に至った経緯などを話題に懇談。

　松藤教諭は「特別支援教育を特別なものととらえるのではなく、まず、日常から一人ひとりの生徒と向き合って生徒理解を深め、個々への適切な支援や指導を積み重ねることが大切」との思いを語った。

　徳橋主幹教諭は「生徒が活発な対話を通して自ら“気付き”を得て学びを深めていけるよう、私自身の発問する力を高め、これまで培った知見を広めることで今後も本道の教育に貢献していきたい」と述べ、一層実践を積み重ねていくことを誓った。

　金田校長は「専門的な知見に基づいた長年にわたる実践を学校教育に反映していただいた」と両者に感謝を述べた上で、「各先生の取組を本校職員が深く理解し、学校全体の教育活動として日常の教育へ取り入れているところが評価されたと考えている。今後も生徒の教育活動のみならず、教職員の資質向上に貢献してもらいたい」と期待した。

(道・道教委 2020-03-11付)