道が総合教育大綱原案まとめる 帰国子女の指導充実を追記 夢と希望への挑戦応援も(道・道教委 2020-03-10付)
道は、道総合教育大綱原案をまとめた。表題に「一人ひとりの夢と希望へのチャレンジを応援」の文言を追記。取組の方向性では、海外から帰国した児童生徒、外国人児童生徒に対する指導・支援の充実を追記するなど、素案を修正した。3月下旬の道総合教育会議で最終的に確認し、決定する予定。
大綱は、地方教育行政の組織および運営に関する法律に基づき、本道の教育、学術、文化の振興に関する総合的な施策の目標(理念)や施策の方針を定めるもの。
総合教育会議で知事と教育委員会が協議し、知事が策定する。
現大綱は平成27年度に策定。29年度に一度改定を行い、学習指導要領の改訂など社会情勢の変化や本道教育の状況などを踏まえて再度改定する。期間は令和2年度からで、終了年度は設定しない。
昨年12月に開催した道総合教育会議における出席者の意見を踏まえ、素案を修正。2月下旬の道議会文教委員会で原案を示した。
素案からの変更点をみると、表題に「一人ひとりの夢と希望へのチャレンジを応援」の文言を追加。基本方針も一部修正を加え、①新たな社会を生きる力を育む②子どもの学びと成長の環境を整える③地域と産業を担う人を育む④生涯を通じて学び続ける人を育む―とした。
取組の方向性では、「英語教育の充実」「グローバル人材の育成」の項目を「国際理解教育の充実」に集約。海外から帰国した児童生徒や外国人児童生徒に対する日本語の習得や学習内容の理解促進に向けた指導・支援の充実を追記した。
このほか、基本方針の説明では、乳幼児、児童生徒、学生、社会人の各段階における方針や求められる人間性の位置付けを図で示している。
3月下旬の道総合教育会議で最終確認し、決定する。
(道・道教委 2020-03-10付)
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