全国体力調査北海道版結果　各管内状況　Ｎｏ．５　日高
（道・道教委 2020-03-06付）

体力合計点　全国との差の推移・日高（クリックすると拡大表示されます）

◆分析　小学校

【学校数２７校、児童数５１０人】

▼実技

　体力合計点は、全国と比較して、男子が１・０９ポイント、女子が０・７２ポイント低く、課題である。

　種目別に全国を上回ったのは、男子が２種目、女子が３種目。

　体力合計点の高い順にＡ～Ｅの５段階で評価した総合評価をみると、ＡＢ―ＤＥの値は、全国と比較して、男子が８・６ポイント、女子が９・８ポイント低く、課題である。

▼質問紙（学校・児童）

　授業の最後に、その授業で学習したことを振り返る活動をすべての学年・学級で取り入れていると回答した学校の割合は、全国と比較して、３６・３ポイント高いが、授業の最後に、きょう学んだ内容を振り返る活動を行っていると回答した児童の割合は、全国と比較して、男子が９・７ポイント、女子が０・６ポイント低く、課題である。

　授業では、児童同士で話し合う活動をすべての学年・学級で取り入れていると回答した学校の割合は、全国と比較して、２７・３ポイント高いが、友達同士やチームの中で話し合う活動を行っていると回答した児童の割合は、全国と比較して、男子が１５・７ポイント、女子が９・１ポイント低く、課題である。

◆分析　中学校

【学校数１５校、生徒数４８１人】

▼実技

　体力合計点は、全国と比較して、男子が１・８３ポイント、女子が５・０７ポイント低く、課題である。

　種目別に全国を上回ったのは、男子が２種目。

　ＡＢ―ＤＥの値は、全国と比較して、男子が１４・５ポイント、女子が２６・７ポイント低く、課題である。

▼質問紙（学校・生徒）

　授業の最後に、その授業で学習したことを振り返る活動を取り入れていると回答した学校の割合は、全国と比較して、４ポイント高いが、授業の最後に、きょう学んだ内容を振り返る活動を行っていると回答した生徒の割合は、全国と比較して、男子が１３・４ポイント、女子が１５・３ポイント低く、課題である。

　授業では、生徒同士で話し合う活動をすべての学年で取り入れていると回答した学校の割合は、全国と比較して、２５・６ポイント高いが、授業では、友達同士やチームの中で話し合う活動を行っていると回答した生徒の割合は、全国と比較して、男子が１・４ポイント、女子が６・９ポイント低く、課題である。

◆改善の方向性

　授業の最後に、その授業で学習したことを振り返る活動をすべての学年・学級で取り入れることで自ら課題を修正したり、新たな課題を設定したりするなど、児童生徒がより主体的に学ぶことができるよう、授業改善の取組を推進する必要がある。