１日防災学校実施予定　２年度大幅増１４３市町村　校数は４倍　道教委まとめ

（道・道教委 2020-03-05付）

　道教委は、令和２年度１日防災学校の実施予定市町村・学校数をまとめた。３月４日現在で、市町村数は本年度と比べ２・６倍の１４３市町村、学校数は４倍となる３２３校。防災教育のニーズの高まりを受け、大幅に増加した。実施校を選定中の市町村もあり、最終的な実数はさらに増える可能性もある。４月以降に決定する。

　１日防災学校は、学校・地域・行政が協力して学校避難訓練や多様な防災関連学習に取り組み、災害時に児童生徒一人ひとりが防災・減災行動をとる生きる力の育成、地域における防災力の向上を図るもの。

　授業は、基本的に教職員が行い、防災に関する専門的な事項については、市町村防災担当職員、地域防災マスター、道職員の協力のもと行う。また、警察、消防、気象台、開発局など防災関係機関による出前講座なども活用する。

　平成２９年度に札幌市立北郷小学校で試行。３０年度は１４管内の３３市町村４３校で、本年度は５４市町村７７校で実施した。

　意向調査の結果、令和２年度に１日防災学校の実施予定の市町村数は１４３市町村で、予定学校数は３２３校（小学校２０４校、中学校１１３校、義務教育学校６校）。本年度と比べ、大きく増加する見通し。

(道・道教委 2020-03-05付)