全国体力調査北海道版結果　各管内状況　Ｎｏ．３　後志

（道・道教委 2020-03-04付）

体力合計点　全国との差の推移・後志（クリックすると拡大表示されます）

◆分析　小学校

【学校数５８校、児童数１３７１人】

▼実技

　体力合計点は、全国と比較して、女子が０・１９ポイント高いが、男子が０・１２ポイント低く、課題である。

　種目別に全国を上回ったのは男女いずれも４種目。

　体力合計点の高い順にＡ～Ｅの５段階で評価した総合評価をみると、ＡＢ―ＤＥの値は、全国と比較して、女子が１・６ポイント高いが、男子が３・２ポイント低く、課題である。

▼質問紙（学校・児童）

　授業等の工夫・改善を行った（行う予定である）と回答した学校の割合は、全国と比較して、１２・４ポイント高い。

　「体育の授業は楽しい」と回答した児童の割合は、全国と比較して、男子が３・２ポイント、女子が５・４ポイント高い。

　「体育の授業以外における１週間の総運動時間が６０分以上」と回答した児童の割合は、全国と比較して、男子が１ポイント高いが、女子は１・７ポイント低く、課題である。

◆分析　中学校

【学校数３６校、生徒数１３３４人】

▼実技

　体力合計点は、全国と比較して、男子が１・４５ポイント、女子が３・２２ポイント低く、課題である。

　種目別に全国を上回ったのは男子の１種目。

　ＡＢ―ＤＥの値は、全国と比較して、男子が１０・９ポイント、女子が１７・０ポイント低く、課題である。

▼質問紙（学校・生徒）

　授業等の工夫・改善を行った（行う予定である）と回答した学校の割合は、全国と比較して１０ポイント高い。

　「保健体育の授業は楽しい」と回答した生徒の割合は、全国と比較して、男子が３・３ポイント高いが、女子が０・４ポイント低く、課題である。

　「保健体育の授業以外における１週間の総運動時間が６０分以上」と回答した生徒の割合は、全国と比較して、男子が１・２ポイント、女子が０・６ポイント低く、課題である。

◆改善の方向性

　調査結果の分析に基づき、小学校体育、中学校保健体育授業の改善を図ることができるよう、検証改善サイクルを確立する必要がある。

　新体力テストにおいて、第４学年以上は全種目で実施し、第１学年から第３学年では実施種目の検討や実施方法の工夫等を行うなどして、一人ひとりの実態を把握することで体力向上に向けた取組の改善・充実が必要（小学校）。

　新体力テストの全学年実施による経年変化分析に基づく保健体育授業の改善が必要（中学校）。

　児童生徒による主体的な体力向上の取組の充実および「生活リズムチェックシート」などを活用した望ましい生活習慣の定着に向けた取組の推進が必要である。

(道・道教委 2020-03-04付)