全国体力調査北海道版結果 各管内状況 No.2 石狩(道・道教委 2020-03-03付)
◆分析 小学校
【学校数269校、児童数1万8545人】
▼実技
体力合計点は、全国と比較して男子が1・43ポイント、女子が2・29ポイント低く、課題である。
種目別に全国を上回ったのは、男子が2種目、女子が1種目。
体力合計点の高い順にA~Eの5段階で評価した総合評価をみると、AB―DEの値は、全国と比較して、男子が12・0ポイント、女子が18・8ポイント低く、課題である。
▼質問紙(学校・児童)
「授業等の工夫・改善を行った(行う予定である)」と回答した学校の割合は、97・0%で全国より11・1ポイント高い。
「授業の始めに授業の目標が示されている」と回答した児童の割合は、男子が39・6%で、全国より9・8ポイント低い。女子は36・6%で、10・8ポイント低かった。
「体育の授業以外における1週間の総運動時間が60分以上」と回答した児童の割合は、男子が92・6%で、全国より0・3ポイント高い。女子は88・2%で、1・2ポイント高かった。
◆分析 中学校
【学校数142校、生徒数1万6389人】
▼実技
体力合計点は、全国と比較して、男子が1・60ポイント、女子が3・86ポイント低く、課題である。
男女いずれも、全国を上回った種目はなし。
AB―DEの値は、全国と比較して、男子が11・2ポイント、女子が21・9ポイント低く、課題である。
▼質問紙(学校・生徒)
「授業等の工夫・改善を行った(行う予定である)」と回答した学校の割合は、96・9%で、全国より6・9ポイント高い。
「授業の始めに授業の目標が示されている」と回答した生徒の割合は、男子が57・9%で、全国より4・5ポイント低い。女子は55・7%で、4・9ポイント低かった。
「保健体育の授業以外における1週間の総運動時間が60分以上」と回答した生徒の割合は、男子が88・7%で全国より4・2ポイント低い。女子は75・5%で、5・1ポイント低かった。
◆改善の方向性
日常の小学校体育、中学校保健体育授業の充実に向けて目標(めあて・ねらい)や振り返りの位置付けなど、各学校における主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善の取組を推進する必要がある。
児童生徒の運動時間の確保に向けて、どさん子元気アップチャレンジへの参加や、家庭や地域と連携した運動機会の充実に向けた取組を周知する必要がある。
体力向上に向けた検証改善サイクルの確立に向けて、児童生徒の体力の状況を詳細に把握し、個人目標の設定や新体力テストの複数回実施など、各学校における体力向上の取組の充実を図る必要がある
(道・道教委 2020-03-03付)
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