全国体力調査北海道版結果 各管内状況 No.1 空知(道・道教委 2020-03-02付)
◆分析 小学校
【学校数64校、児童数1828人】
▼実技
体力合計点は、全国と比較して、男子が0・68ポイント、女子が1・01ポイント低く、課題である。種目別に全国を上回ったのは、男子が5種目、女子が4種目。
体力合計点の高い順にA~Eの5段階で評価した総合評価をみると、AB―DEの値は、全国と比較して、男子が4・2ポイント、女子が7・6ポイント低く、課題である。
▼質問紙(学校・児童)
授業等の工夫・改善を行った(行う予定である)と回答した学校の割合は、100%で、全国と比べて14・1ポイント高い。
「授業の始めに授業の目標が示されている」と回答した児童の割合は、男子が56・4%で、全国と比べて7ポイント高く、女子が55・4%で、全国と比べて8ポイント高い。
「授業の最後に、今日学んだ内容を振り返る活動を行っている」と回答した児童の割合は、男子が25・7%で、全国と比べて5・8ポイント低く、女子が25・5%で、全国と比べて4・7ポイント低い。
◆分析 中学校
【学校数41校、生徒数1865人】
▼実技
体力合計点は、全国と比較して、男子が1・76ポイント、女子が4・69ポイント低く、課題である。
種目別に全国を上回ったのは、男子が1種目である。
AB―DEの値は、全国と比較して、男子が11・2ポイント、女子が28・9ポイント低く、課題である。
▼質問紙(学校・生徒)
授業等の工夫・改善を行った(行う予定である)と回答した学校の割合は、100%で、全国と比べて10ポイント高い。
「授業の始めに授業の目標が示されている」と回答した生徒の割合は、男子が64・1%で、全国と比べて1・7ポイント高く、女子が60・5%で、全国と比べて0・1ポイント低い。
「授業の最後に、今日学んだ内容を振り返る活動を行っている」と回答した生徒の割合は、男子が35%で、全国と比べて8・6ポイント低い。女子が34・3%で、全国と比べて11・2ポイント低い。
◆改善の方向性
学校全体の体力・運動能力向上にかかる目標を設定するとともに、新体力テストの全学年実施および全種目実施によるカリキュラム・マネジメントを確立する必要がある。
小学校体育科、中学校保健体育科において、授業の始めに授業の目標を示す活動と授業の最後に今日学んだ内容を振り返る活動を学習過程に確実に位置付けた授業改善に取り組む必要がある。
地域人材の活用やPTA等と連携・協働した家庭の体力向上への関心を高める取組および運動やスポーツに関する近隣学校間で連携した取組を実施する必要がある。
(道・道教委 2020-03-02付)
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