補正含め前年と同規模に 鈴木知事が2年度予算案説明(道・道教委 2020-02-26付)
鈴木直道知事は21日の会見で、道の令和2年度予算案について説明した。当初予算一般会計は前年度2定補正後と比べ1・4%減の2兆8201億円。実質的に一体執行する前年度補正予算分を含めた予算規模は、2兆9761億円で前年度とほぼ同規模となった。
教育関連の新規事業では、東京2020オリンピック連携推進事業費に9500万円を措置。道内市町村と連携したプロモーションなど本道の魅力発信や次代を担う子どもたちの観戦機会を創出する。
また、ひとり親家庭自立促進事業に140万円を充て、ひとり親家庭に対する支援制度の有効活用を図るため、市町村の窓口などで配布するリーフレット等を作成。各種支援制度や相談窓口などのきめ細かな周知を図る。
就任後、初の本格的な予算編成となる鈴木知事は「道庁内の部局、振興局の力を結集し、北海道の今後の方向性を位置付けていく予算を編成する上で政策を練り上げることが重要」との観点から、21関係団体との対話・議論を中心に予算編成に当たった。
会見では「次世代を担う子どもたちの育成に向けて、高校や幼稚園などの私学関連の予算を充実させたほか、多子世帯の保育料負担の軽減、児童相談所の体制強化を図っていく」と説明。道内各市町村と向き合いながら、北海道が“子ども・子育ての先進地”となるような取組を進めていくとの考えを示した。
(道・道教委 2020-02-26付)
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