全国体力調査北海道版結果　各管内状況　Ｎｏ．６　渡島

（道・道教委 2020-03-09付）

体力合計点　全国との差の推移・渡島（クリックすると拡大表示されます）

◆分析　小学校

【学校数８８校、児童数２８０２人】

▼実技

　体力合計点は、全国と比較して、男子が０・０５ポイント、女子が０・３８ポイント高い。

　種目別に全国を上回ったのは、男子が５種目、女子が４種目。

　体力合計点の高い順にＡ～Ｅの５段階で評価した総合評価をみると、ＡＢ―ＤＥの値は、全国と比較して、女子が２ポイント高いが、男子が１・８ポイント低く、課題である。

▼質問紙（学校・児童）

　平成３０年度の調査結果を踏まえて、授業等の工夫改善を行った学校の割合は、１００％で全国より１４・１％ポイント高い。

　「授業の最後にきょう学んだ内容を振り返る活動を行っている」と回答した児童の割合は、男子が２５・２％で、全国と比べて６・３ポイント低い。女子が２１・２％で全国と比べて９ポイント低い。

　「体育の授業以外における１週間の総運動時間が６０分以上」と回答した児童の割合は、男子が９２・３％で、全国と同じ。女子が８８・８％で、全国と比べて１・８ポイント高い。

◆分析　中学校

【学校数４２校、生徒数２５２８人】

▼実技

　体力合計点は、全国と比較して、男子が１・１１ポイント、女子が４・０２ポイント低く、課題である。

　種目別に全国を上回ったのは、男子が２種目、女子が１種目。

　ＡＢ―ＤＥの値は、全国と比較して、男子が６・１ポイント、女子が２２・７ポイント低く、課題である。

▼質問紙（学校・生徒）

　平成３０年度の調査結果を踏まえて、授業等の工夫改善を行った学校の割合は９５・１％で、全国より５・１ポイント高い。

　「授業の最後にきょう学んだ内容を振り返る活動を行っている」と回答した生徒の割合は、男子が４２・１％で、全国と比べて１・５ポイント低い。女子が３６・８％で、全国と比べて８・７ポイント低い。

　「保健体育の授業以外における１週間の総運動時間が６０分以上」と回答した生徒の割合は、男子が８６・７％で、全国と比べて６・２ポイント低い。女子が７５％で、全国と比べて５・６ポイント低い。

◆改善の方向性

　新体力テストの結果を活用した授業等の工夫改善を図るため、年間指導計画に新体力テストの全学年・全種目の実施を位置付けるとともに、学校全体の課題を分析する取組を推進する。

　一単位時間の授業において、身に付けさせたい力を明確にし、児童生徒が学びの成果や運動の楽しさを実感できるよう振り返りの時間を設定し、授業改善を図る。

　小学校体育、中学校保健体育の授業以外における運動の機会を拡大するため、本年度の取組を継続し、保護者や地域住民等との協力のもと、日常的な運動の機会を設定し、望ましい生活習慣および運動習慣の確立のための取組を推進する。

(道・道教委 2020-03-09付)