全国体力調査北海道版結果 各管内状況 No.9 留萌
(道・道教委 2020-03-12付)

連載9・各管内体力テスト留萌・小中
体力合計点 全国との差の推移・留萌(クリックすると拡大表示されます)

◆分析 小学校

【学校数17校、児童数299人】

▼実技

 体力合計点は、全国と比較して、男子が1・37ポイント、女子が0・14ポイント低く、課題である。

 種目別に全国を上回ったのは、男子が3種目、女子が5種目。

 体力合計点の高い順にA~Eの5段階で評価した総合評価をみると、AB―DEの値は、全国と比較して、男子が13・9ポイント、女子が0・7ポイント低く、課題である。

▼質問紙(学校・児童)

 「平成30年度の調査結果を踏まえて、授業等の工夫・改善を行った(行う予定である)」と回答した学校の割合は100%で、全国より14・1ポイント高い。

 「体育の授業は楽しい」と回答した児童の割合は、男子が73・7%で全国より0・1ポイント低く、課題である。女子は63・4%で、全国より3・2ポイント高い。

 「体育の授業以外における1週間の総運動時間が60分以上」と回答した児童の割合は、男子が87%で、全国より5・3ポイント低く、課題である。女子は90・1%で、全国より3・1ポイント高い。

◆分析 中学校

【学校数10校、生徒数282人】

▼実技

 体力合計点は、全国と比較して、男子が2・23ポイント、女子が3・68ポイント低く、課題である。

 種目別に全国を上回ったのは、男子が2種目、女子が1種目。

 AB―DEの値は、全国と比較して、男子が13ポイント、女子が19・3ポイント低く、課題である。

▼質問紙(学校・生徒)

 「平成30年度の調査結果を踏まえて、授業などの工夫改善を行った(行う予定である)」と回答した学校の割合は、100%で、全国より10ポイント高い。

 「保健体育の授業は楽しい」と回答した生徒の割合は、男子が54%で、全国より1・2ポイント高い。女子は31%で全国より9・7ポイント低く、課題である。

 「保健体育の授業以外における1週間の総運動時間が60分以上」と回答した生徒の割合は、男子が89・7%で全国より3・2ポイント低く、課題である。女子は82・9%で、全国より2・3ポイント高い。

◆改善の方向性

 各種調査等を分析し、課題や目標を明確化するとともに、課題のある項目に関連する運動に授業等を通して継続的に取り組むなど、体力の向上に向けた検証改善サイクルのさらなる推進を図る。

 小学校体育、中学校保健体育の授業を通して運動やスポーツの楽しさや喜びを味わうことができるよう、運動やスポーツの価値や特性を踏まえ、主体的な学びの実現に向けた授業改善を推進する。

 小学校体育、中学校保健体育の授業以外における運動時間および運動量を確保し、体力向上を図るため、管内の1校1実践の取組を周知し、各学校における創意工夫を生かした体力づくりを推進する。

(道・道教委 2020-03-12付)

その他の記事( 道・道教委)

道教委が文化財保存活用大綱素案 アイヌ伝承盛り込む 27日まで意見募集 7月策定

 道教委は、北海道における文化財保存活用大綱素案をまとめた。文化財を「守り」「育み」「生かす」との基本理念のもと、「維持・管理体制の整備」など6点の保存・活用方針を設定。本道独自となるアイヌ...

(2020-03-16)  全て読む

道立生涯学習推進センターが初調査 54市町村で住民参画事業 指導者確保困難の声も

 道立生涯学習推進センターは、「人口減少時代の新しい地域づくりに資する社会教育事業に関する調査研究~住民の主体的な地域づくりを進めるプロセス・手段とその評価の検証(資料編)」をまとめた。地域...

(2020-03-16)  全て読む

全国体力調査北海道版結果 各管内状況 No.11 オホーツク

連載11・各管内体力テストオホーツク・小中 ◆分析 小学校 【学校数81校、児童数2131人】 ▼実技  体力合計点は、全国と比較して、男子が0・64ポイント、女子が1・30ポイント低く、課題である。  種目別に全国を上回った...

(2020-03-16)  全て読む

全国体力調査北海道版結果 各管内状況 No.10 宗谷

連載10・各管内体力テスト宗谷・小中 ◆分析 小学校 【学校数38校、児童数462人】 ▼実技  体力合計点は、全国と比較して女子が0・15ポイント高いが、男子が0・61ポイント低く、課題である。  種目別に全国を上回っ...

(2020-03-13)  全て読む

主催・一般 計20事業 2年度の青少年体験活動施設 道教委

 道教委は、令和2年度道立青少年体験活動施設における実施事業の基本方針をまとめた。主催事業ではパイロットプログラム事業8事業、一般事業12事業を設定。共通事業としてジュニアリーダーコースとネ...

(2020-03-13)  全て読む

3年度教員採用候補者選考 新たに総合点加点制度 現職教員特別選考を新設 道教委・札幌市教委

 道教委・札幌市教委は、令和3年度道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査における変更内容を決めた。一定の資格等を有する受検者に対し、第1次検査の総合点に加点する制度を新設。また、現職教員特...

(2020-03-12)  全て読む

道立図書館2年度運営計画 文書館連携でサービス向上 アイヌ文化知る本セット新設

 道立図書館は、令和2年度運営計画をまとめた。新たな取組として、運営の重点に「北方資料室移転に伴う書庫の入れ替えによる魅力的な書架づくり」「システム更新による利便性向上」「道立文書館と連携し...

(2020-03-11)  全て読む

道教育実践表彰伝達式 教諭2人の功績に光 北広島西高で道教委

北広島西高道教育実践表彰伝達式  石狩教育局は2月26日、北広島西高校(金田英司校長)で令和元年度道教育実践表彰伝達式を執り行った。平瀬一弘次長が徳橋孝之主幹教諭と松藤邦彦教諭の2人に表彰状を手渡し、長年の取組に敬意を表す...

(2020-03-11)  全て読む

特セン「移動講座」本年度実施状況 回数・受講者共7倍に 教育相談担当者養成は2倍

 道立特別支援教育センターは、市町村の支援体制充実に向けて前年度に試行を開始した特セン「移動講座」の本年度実施状況をまとめた。2月7日現在で、開催数・受講者数は、共に前年度の約7倍に。また、...

(2020-03-10)  全て読む

道が総合教育大綱原案まとめる 帰国子女の指導充実を追記 夢と希望への挑戦応援も

 道は、道総合教育大綱原案をまとめた。表題に「一人ひとりの夢と希望へのチャレンジを応援」の文言を追記。取組の方向性では、海外から帰国した児童生徒、外国人児童生徒に対する指導・支援の充実を追記...

(2020-03-10)  全て読む