子どもの体力向上へ実践資料集　ゲーム性取り入れ多彩に　上川局　研修会活動の集大成

（道・道教委 2020-03-25付）

中嶋由佳指導主事のデザインによる表紙

　【旭川発】上川教育局は、『令和元年度　Ｋａｍｉｋａｗａ実践資料集』を発刊した。局独自で行っているＫａｍｉｋａｗａ体力アップ研修会の活動の集大成として作成したもの。昨年８月に研修会で講師を務めた美瑛町立美瑛小学校の植村靖志教諭などが中心となって執筆。体力・運動能力向上に向け、準備運動や多様な動きをつくる運動などのほか、ゲーム性を取り入れることで運動のバリエーションが広がることなどを紹介している。

　実践資料集は、昨年８月の研修会で講師を務めた植村教諭のほか、和寒町立和寒小学校の福島康文教諭、旭川市立東町小学校の小林直也教諭が中心となって執筆した。

　内容をみると、植村教諭は、全身を使って「グー」「チョキ」「パー」を表現した準備運動や、バスタオルの上に人を乗せて引っ張る遊びなどを紹介。さらに、工夫して取り組めるよう、ゲーム性を取り入れることで運動のバリエーションが広がることを提示している。

　マット運動と跳び箱運動についてまとめた福島教諭は、跳び箱を跳び越えるときに、手の付く位置や着地する足の位置が分かるよう、印を付けて跳び越えるイメージをもたせる工夫などを、写真とともに紹介している。

　小林教諭は、決められたコートの中で行う「しっぽ取りゲーム」「ボール運び鬼」「円陣パス」など、様々なゲームを取り上げ、併せてルールやポイントなどを示している。

　上川局は「各学校において、体育・保健体育の授業改善を図るなど、子どもたちの体力向上に向けた取組が一層充実するよう活用してほしい」と呼びかけている。

　なお、実践資料集は３月中に局のホームページに掲載する予定。

(道・道教委 2020-03-25付)