浜中町散布小中など3者 釧路局 管内教育実践表彰受賞者
(道・道教委 2020-03-26付)

 【釧路発】釧路教育局は、令和元年度管内教育実践表彰の受賞者を決定した。浜中町立散布小中学校、釧路明輝高校、釧路太平洋太鼓保存会の2校、1団体の優れた実践を高く評価した。25日に散布小中と釧路明輝高を訪問し表彰状を授与。あす27日には太鼓保存会に表彰状を贈る。

 受賞者はつぎのとおり。

◆学校教育

▼浜中町立散布小中学校(中村研自校長、児童数23人、生徒数20人)

 現代的な諸課題に対応して求められる資質・能力の育成を目指し、地域の様々な関係団体と連携を図り、「あさり島活動」や「散布検定の実施」など特色ある教育活動を展開するなど、ふるさと教育の一貫として、地域の教育資源を効果的に活用しながら、小中9年間を通した海洋教育に取り組んでいる。

 特に、平成22年度から地域の重要な教育資源である「あさり」を取り上げ、地域の教材や学習環境を積極的に活用し、児童自ら問いを見いだし、自ら課題を立て、情報を集め、整理・分析して、まとめ・表現する探究的な学習の充実を図り、地域への理解を深め、地域の発展に貢献することのできる人材の育成に大きな成果を上げている。

 また、令和元年度からは日本財団、東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センターおよび笹川平和財団が主催する「海洋教育パイオニアスクールプログラム」の指定を受け、教科等横断的な視点で編成した教育課程における地域の教育資源を活用した体験活動を実践しており、高く評価されている。

▼釧路明輝高校(吉田光利校長、生徒数585人)

 総合学科の特色を生かした系統的なキャリア教育を推進し、地域の多様な団体・企業との連携や小・中学校等との交流に積極的に取り組むとともに、「総合的な探究の時間」などの教育課程の改善充実を図ることにより、郷土を愛する心を育み、地域創生に貢献する人材の育成に努めている。

 特に、地域住民との文化交流活動や近隣小中学校、特別支援学校との授業交流に取り組むほか、平成29年度には、道教委の指定事業である「高等学校英語力向上事業」の成果を生かし、クルーズ船入港時の外国人旅行者へのおもてなし活動など地域事業へのボランティア活動に取り組むなど、地域に根差した教育活動の推進に大きな成果を上げている。

 また、令和元年度からは、釧路市および商工会議所青年部等との連携のもと、インターンシップの実施や地元の企業家による講話など、地域課題解決型学習「釧路学習」を実施しており、地域づくりに主体的に取り組む生徒を育成する教育実践は、高く評価されている。

◆社会教育

▼釧路太平洋太鼓保存会(山本秀一会長、団員数13人)

 昭和45年から太平洋炭礦の社員を中心に「太平洋太鼓」として活動を開始し、主に炭鉱のあった春採地域における神社例祭芸能奉納、神輿渡御への参加、盆踊りでの演奏を行うなど、長年地域に根差した演奏活動を展開し、釧路管内における芸術文化の振興に努めている。

 特に、郷土芸能の後継者育成を目指し、青少年を対象とした「太平洋太鼓ジュニア」を結成するとともに、釧路市立山花小中学校のクラブ活動や武修館高校の太平洋太鼓部への指導等のサポートを行うなど、子どもたちに日本固有の文化である和太鼓にふれる機会を提供し、豊かな情操を育む文化活動の推進にも寄与するなど大きな成果を上げている。

 また、多様な職種の人たちへ会員の裾野を広げ、世代交代の中でも伝統を引き継ぎながら、「炭鉱の街」釧路で育った地域芸能文化「太平洋太鼓」を絶やすことなく、半世紀にわたり継承されてきた演奏活動や創作活動を実践しており、高く評価されている。

(道・道教委 2020-03-26付)

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