さらなる飛躍に期待　道教育実践表彰伝達式　渡島局

（道・道教委 2020-04-01付）

　【函館発】渡島教育局は２月下旬の２日間、道教育実践表彰伝達式を執り行った。五十嵐晋局長（当時）が函館市立八幡小学校、七飯町立七重小学校、函館中部高校を訪問し、３人の教職員に表彰状を伝達した。五十嵐局長は、３人のこれまでの活躍に敬意を表するとともに、さらなる飛躍に期待を寄せた。

　本年度、渡島管内からは教職員表彰で八幡小の坪谷正樹主幹教諭（当時）、七重小の伊藤綾子栄養教諭、函館中部高校の桜井みちる教諭の３人が受賞した。

　坪谷主幹教諭は、ミドルリーダーとして、児童の学習規律や望ましい生活習慣の確立を目指した八幡スタンダードの定着に向けて、日常的に授業を参観し、教職員に指導助言を行った。

　また、メンターチームを活用した人材育成に努めるなど学校組織の活性化に大きな成果を上げたことなどが評価された。

　伊藤教諭は、七飯町の食材を活用するプレミアムななえデーを実施するなど、学校給食に地場産物を取り入れて、日ごろの指導に生かした。

　このほか、ＰＴＡ食育教室、親子料理教室などを企画立案し、家庭における食習慣の改善に尽力するなど、食に対する教育の振興に成果を上げてきた。

　桜井教諭は、オールイングリッシュによるコミュニケーション主体の授業や４技能（聞く・読む・話す・書く）を伸ばす授業実践など、指導方法の工夫改善に努めた。

　また、英語クラブの顧問として優れた指導力を発揮し、ディベートやスピーチコンテストで生徒が全国大会出場を果たすなど、英語教育の振興と充実への成果を上げていることが評価された。

　伝達式では、五十嵐局長が３校を訪問し表彰状を伝達した。

　五十嵐局長は３人のこれまでの活躍に敬意を示すとともに、今後のさらなる飛躍を期待した。

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(道・道教委 2020-04-01付)