２年度市町村活動支援事業決定―道立図書館　運営相談１０市町で実施　新篠津村を重点運営支援

（道・道教委 2020-04-02付）

　道立図書館は、令和２年度市町村活動支援事業の実施市町村を決定した。市町村に対し年間を通じて重点的に支援する重点運営支援事業は、新篠津村を対象に実施。市町村の図書館等や教育委員会を訪問し、助言や情報提供などを行う運営相談事業は、（３月２５日現在）古平町、様似町、福島町など１０市町で実施する。運営相談事業や学校図書館運営相談事業などにはまだ空きがあり、年度途中でも追加の応募を随時受け付ける。

　市町村活動支援事業は、市町村立図書館等や学校図書館の活動の活性化、子ども読書活動の推進を図ることを目的に、「図書館活動支援」「学校図書館連携支援」の２点を柱に展開している。

　図書館活動支援のうち、図書館設置や読書活動の推進を図ろうとする市町村に対し年間を通じて重点的に支援する重点運営支援事業は、石狩管内の新篠津村を対象に実施。

　市町村図書館等や教育委員会を訪問し、助言や情報提供などを行う運営相談事業は、岩見沢市、夕張市、当別町、ニセコ町、古平町、様似町、福島町、奥尻町、士別市、東神楽町の１０市町での実施を決定した。まだ空きがあり、追加の応募を受け付けている。

　各地域の研修会や学習会などに同館職員を講師として派遣する相互協力促進事業は３件を対象に実施予定で、追加募集中。

◆学校図書館運営相談など追加募集

　学校図書館連携支援のうち、市町村立図書館等による学校図書館への支援や、道立学校の図書館運営などについて助言や情報提供を行う学校図書館運営相談事業・道立学校図書館運営相談事業では、喜茂別町、鹿部町、富良野市、幌延町、足寄町の５市町、旭川商業高校、旭川養護学校、枝幸高校の道立学校３校を対象に実施する。こちらも追加募集しており、年度途中でも積極的な応募を呼びかけている。

　このほか、学校に同館の児童書・絵本を貸し出して行うブックフェスティバル事業は、島牧村や壮瞥町、新冠町、中富良野町、小平町など１５市町村で実施する。

(道・道教委 2020-04-02付)