道教委　新型肺炎対応の分散登校　近く校種別実施例通知　部活動の競技別感染予防策も

（コロナウイルス関連 2020-04-07付）

　新型コロナウイルス感染症への対応のため、道教委は近日中にも分散登校の校種別実施例、部活動の競技別感染予防策をまとめ、関係者に通知する。３日の道感染症対策会議第３回本部会議で表明。分散登校の事前実施に伴う補充学習を例示するとし、道の方針に基づく部活動時間の厳守、対外試合の自粛を関係者に求める考えを示した。

　文部科学省は３月下旬、新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドラインを発表。換気の徹底やマスク使用など、学校再開に向けた感染症対策の留意事項を示した。

　併せて、新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業の実施に関するガイドラインを作成。感染者が生じた場合、臨時休業実施の有無、規模、期間について判断する方針を示した。

　道教委は３日、公共交通機関の利用時間が一般人と重なることのないよう、道内の高校生を対象に時差登校を実施する方針を関係者に通知。同日に道庁本庁舎で開かれた道感染症対策会議第３回本部会議で道教委は、札幌圏の高校が対象となり、他の中核都市については時差通学の必要がないことを伝えた。

　加えて、分散登校の事前準備のため、近日中に小・中学校、高校の校種別実施例を示す考えを表明。補充学習の実施例もまとめ、各学校に通知するとした。

　部活動は、各競技団体から感染予防を徹底した状態での競技練習・実施方法について助言を受け、近くまとめる意向を示し「可能な限り、早く各学校に周知したい」と述べた。

　部活動時間については道の方針どおり、平日は２時間に限ることを周知・徹底し、対外試合の自粛を関係者に求めるとした。

(コロナウイルス関連 2020-04-07付)