北翔大 リズム体操動画　Ｎｏｒｔｈ Ｊｕｍｐ公開　コロナ禍による運動不足解消　楽しく体動かし元気に

（コロナウイルス関連 2020-04-07付）

エアロビック、体操を専門とする元学生・院生が模範演技

　北翔大学は、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けている児童生徒の運動不足解消や心身の健康につなげるため、リズム体操「Ｎｏｒｔｈ　Ｊｕｍｐ」を無料動画配信サイトで公開した。同大の北方圏生涯スポーツ研究センタースポルが、本道における子どもの体力・運動能力向上を目的に開発したもの。運動を通して「走る・跳ぶ・投げる」などの運動能力を身に付けられる内容となっており、同大は「楽しく体を動かして心と体を元気にする手助けにしてほしい」と積極的な活用を期待している。

　動画は、同大の北方圏生涯スポーツ研究センタースポルが平成２９年に開発したもの。監修・演技は同大の菊地はるひ教授と廣田修平准教授で、オリジナル曲の作詞も廣田准教授が手がけた。本道における子どもの体力・運動能力向上を図るため、運動に親しみながらどこでも楽しく取り組める内容となっており、これまで学校へのＤＶＤ貸し出しなどで活用してきた。

　今回、新型コロナウイルス感染症の影響で在宅時間が長くなっている子どもたちが少しでも運動に親しむ手助けとなるよう、初めて無料動画配信サイトＹｏｕＴｕｂｅ上に公開。約３分間のショートバージョンとなっている。

　リズムに乗りながら軽い運動から開始し、中盤で強度を増し、最後はストレッチ系の運動で息を整えながら緩やかに終了していく構成。運動を通して「走る・跳ぶ・投げる」などの運動が有する固有の基本リズムを身に付けられるようになっている。

　また、本来は体育館などの安全で広い空間で行うことが推奨される運動であるため、公開に当たって、家や狭い空間で運動を行う際の注意事項を新たに動画の前に差し込んだ。広いスペースを確保することや、無理せず自分のペースで楽しむことなど、安全に留意し自分の体調に合わせて運動するよう呼びかけている。

　同大は「経験したことのない未曽有の事態ではあるが、楽しく体を動かして心と体を元気にする手助けにしてほしい」と期待。

　また、菊地教授は「フルバージョンのＤＶＤは学校にも貸し出しているので、保健体育の授業などでぜひ活用してほしい」と話していた。

(コロナウイルス関連 2020-04-07付)