道教委　校種別の分散登校例　１教室２０人を限度に　小１　生活リズム確立

（コロナウイルス関連 2020-04-09付）

　道教委は６日付で、通知「学校の再開後の分散登校の実施について」を各教育局長、道立学校長、市町村教委教育長に発出した。今後道内で感染拡大が生じた場合に備え、校種別の分散登校の実施例を周知。小・中学校、高校では、１教室当たりの児童生徒数は２０人を限度とし、小学１年生については学校生活のリズムを確立するため、分散登校を毎日実施するための工夫例を示している。

　文部科学省の改訂「新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業の実施に関するガイドライン」では、感染拡大の兆しがみられる場合、分散登校や臨時休業の実施などの対応の必要性を示している。

　これを踏まえ道教委は、６日付で通知「学校の再開後の分散登校の実施について」を発出。感染拡大に備え、学校再開後の分散登校の基本的な考えや具体的な実践例を校種別で示した。

　小・中学校、義務教育学校、高校においては、１教室当たりの児童生徒は２０人を限度とし、２０人以下で密集状況を回避できる場合は通常どおり授業を行うことができる。

　特別支援学校は、小・中学部は６人、高等部は８人の学級単位での活動が基本。スクールバスや寄宿舎においても、密閉・密集・密着の３つの状況が生じないよう対応を求めた。

　小学１年生については、学校生活のリズムを確立するために、毎日分散登校を実施するための工夫例を記載。学級を２グループに分け、担任、管理職、担任以外の教員の指導で授業を実施することや、前半・後半に分けて授業を実施することなどを挙げている。

(コロナウイルス関連 2020-04-09付)