8日 道立高校再開 札幌圏中心に時差通学 久しぶりに友人と再会(コロナウイルス関連 2020-04-09付)
新型コロナウイルス感染症の影響で臨時休業していた道立高校が8日再開した。生徒の通学時におけるウイルス感染拡大リスクを減らすため、札幌圏を中心とした学校を対象に、公共交通機関の利用時間が一般の通勤客などと重なることがないよう時差通学を実施。登校時刻を1時間程度遅らせた札幌東高校(田尻勝敏校長)では、久しぶりに登校した生徒たちが友人との再会に笑みを浮かべていた。
道教委は3日、道内の高校生を対象に時差通学を実施する方針を決定。通勤時の混雑した状況を避けるため、生徒の登校時刻を1時間程度遅らせるなどの対応策を示した。
8日再開した道立高校のうち、札幌東高では通常午前8時20分までの登校時刻を9時35分まで遅らせた。同校は、感染防止のために教室、トイレ、電気スイッチなど、生徒が頻繁に使用する個所を教員が消毒した。
生徒たちは、マスクを装着し登校。友人との久しぶりの再会に、明るく声を弾ませていた。
登校後、進級前に使っていた教室でホームルームを実施したあと、進級後の教室へ移動。新型コロナウイルスの感染防止のため、始業式と着任式は校内放送で実施した。
田尻校長は「一番不安なのは生徒たちだと思うが、久しぶりの登校に、明るい声や表情で来てくれた。学校として生徒の不安を解消しながらできることに取り組んでいかなければならない」と語った。
(コロナウイルス関連 2020-04-09付)
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