道科学大　相談窓口を開設　新型コロナ感染拡大に対応　独自の生活支援金制度を　授業料の延納措置も準備

（コロナウイルス関連 2020-04-08付）

　道科学大学は、新型コロナウイルス感染症の影響によって家計が急変した学生への相談窓口を開設した。相談の内容や学生の状況に応じて、日々の生活を支える生活支援金制度や授業料の延納措置などを実施。不安を抱える学生に向け、ホームページなどで相談を呼びかけている。

　同大はこれまで、新型コロナウイルス感染症拡大防止措置として、学位記授与式・入学式の中止、前期ガイダンスの分散実施および前期始講日の１週間繰り下げ（１５日から開始）と対応してきた。２月２５日には危機管理委員会を立ち上げ、感染症防止対策ならびに発生時の対応について協議を継続している。

　新型コロナウイルス感染症の影響による生計維持者の家計急変や学生本人のアルバイト収入減などによる経済的な不安を解消するため、学生への相談窓口を学生課に開設。生活費や授業料の支払いなどの支援を必要としている学生の状況を個別に聞き取り、状況に応じ柔軟に対応する。

　学生本人がアルバイト収入減などで生活が困難になった場合の同大独自の制度として、生活支援金制度を準備。

　また、家計の経済状態が悪化し、授業料を期限内に納付することが困難になった場合には、授業料の納付期限を延期する特別措置も準備している。

　同大は、ホームページ上に新型コロナウイルス関連の対応状況をまとめたページを開設。「今後も学生の不安解消に向けた柔軟な対応に努めていく」としており、不安を抱える学生へ相談を呼びかけている。

(コロナウイルス関連 2020-04-08付)