道が総合教育大綱を改定　子の安全・安心第一に　３つの人間像　４つの基本方針

（道・道教委 2020-04-08付）

　道は、道総合教育大綱を改定した。本年度からスタートするもので２度目の改定。「夢や課題に、新たな発想で挑戦する人」など３つの人間像、４つの基本方針を掲げ、取組の方向性には「防災教育の充実」「地域創生の視点を踏まえた特色ある高校づくり」などを新たに盛り込んだ。新型コロナウイルス感染症の影響などを踏まえ、子どもの安全・安心を第一に学びを継続する重要性を示した。

　大綱は、本道の教育、学術、文化の振興に関する総合的な施策の目標（理念）や方針を示すもの。平成２７年度の策定後、２度目の改定となる。

　基本理念として、幼児期から安心して質の高い教育を受け、生涯にわたって学び続ける環境の整備、夢や希望への挑戦を応援する北海道づくりの推進を明記。

　求められる人間像として「夢や課題に、新たな発想で挑戦する人」「ふるさとを愛し、グローバルな視点で地域の発展のために行動する人」「互いの個性や文化の違いを尊重し、ともに力を合わせる人」を掲げている。

　基本方針は、①新たな社会を生きる力を育む②子どもの学びと成長の環境を整える③地域と産業を担う人を育む④生涯を通じて輝き続ける人を育む―の４点。取組の方向性には、「防災教育の充実」「地域創生の視点を踏まえた特色ある高校づくり」などを新たに盛り込んだ。

　原案からの変更点をみると、新型コロナウイルスの影響などを踏まえ、基本方針②で「どのような状況においても、子どもの安全・安心を第一として学びを継続していくことが重要」と修正した。

(道・道教委 2020-04-08付)