道教委　２年度道教職員研修計画　新たに遠隔授業実践研　管理職マネジメント能力向上

（道・道教委 2020-04-13付）

　道教委は令和２年度道教職員研修計画をまとめた。新規では、双方向による遠隔授業実践に関する研修を開始するほか、組織マネジメントや授業改善など６分野に関する校内研修用動画を配信。改善・充実を図る取組として、新任校長研修会において教育局義務教育指導監による指導助言を強化するなど、管理職マネジメント能力の向上を図る。

　道教委は、平成２９年度に教員が身に付けるべき資質・能力を示す「北海道における教員育成指標」を作成。これに基づき、体系的・効果的に教員研修を実施するための道教員研修計画を毎年度策定している。

　２年度計画では、学校における働き方改革の推進に伴い、内容等を精選し、１２９の研修（２４１日間）とした。

　重点的な取組の新規項目では、３年度の仮称・遠隔授業配信センター設置に向け、「双方向による遠隔授業の実践に関する研修」を新たに実施する。

　また、効果的・効率的な校内研修を実施するため、組織マネジメント、授業改善、特別支援教育、教育相談、健康教育、幼児教育に関する校内研修用動画を配信する。

　改善・充実を図る内容として、ＩＣＴ活用指導力の向上に関する研修の充実、時期・日程の工夫など教職員の負担を考慮した効率的な研修の実施、他管内の教員が実践を交流する遠隔研修の拡充などを挙げた。

　管理職のマネジメント能力の向上に向けては、新任校長研修会で教育局義務教育指導監による指導助言を強化する。教頭経験者研修会では、ミドルリーダーと合同の道研講座を実施するなどの方針を示した。

(道・道教委 2020-04-13付)