道教委　働き方改革推進事業　モデル校２０校程度指定　特別支援学校の手引作成へ

（道・道教委 2020-04-09付）

　道教委は本年度、働き方改革推進事業に取り組む。小・中学校１４校程度、函館養護学校を含む道立学校６校をモデル校に指定。先に作成した『北海道の学校における働き方改革手引きＲｏａｄ』に記載された実践等に取り組むとともに、学校の実態に応じた新たな取組の推進、成果の普及を図る。また、新たに函館養護の実践例をもとにした特別支援学校の手引を年度末までに作成する方針だ。８日に開かれた道議会文教委員会で明らかにした。

　道教委は前年度、新時代の教育を支える働き方改革促進事業を実施。旭川市立知新小学校、函館市立五稜郭中学校、旭川西高校の３校をモデル校に指定し、民間コンサルタントと校長経験者のチームによる業務改善に取り組んだ。

　本年度は、後継事業として働き方改革推進事業を実施。道内の各学校において、それぞれの学校実態に応じた効果的な働き方改革を進めるため、モデル校を指定し、『北海道の学校における働き方改革手引Ｒｏａｄ』に掲げる実践事例等の普及啓発や、学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」に掲げる取組を積極的に進めるとともに、好事例の横展開を図り、実効性の高い働き方改革を推進する。

　事業モデル校として小・中学校１４校程度、函館養護を含む道立学校６校を指定。手引に記載された実践等に取り組むとともに、学校の実態に応じた新たな取組を盛り込みながらその成果を普及させていく。

　また、本年度末には、函館養護の実践例をもとにした特別支援学校の手引を新たに作成する。校長経験者の知見を生かした改善案の提案を踏まえ、前年度から業務改善に取り組んでいる同校をモデル校に指定。手引を参考にしながら実践を進め、特別支援学校における様々な改善事例を掲載していく考えだ。

　７日に開かれた道議会文教委員会における内田尊之委員（自民党・道民会議）の質問に対して明らかにした。

(道・道教委 2020-04-09付)