遠隔授業配信センター設置方針―道教委 夕張高など17校で受信 長期休業中の講習も計画
(道・道教委 2020-04-06付)

 道教委は、仮称・道高校遠隔授業配信センター設置に向けた今後の方針を明らかにした。試行実施となる本年度、受信校として夕張高校など17校を決定。センター設置予定の有朋高校から国語、数学、書道、音楽など多様な教科を同時配信する。夏・冬の長期休業期間における進学講習の配信も計画しており、今後方針を固めていく。

 道教委は、令和3年度に仮称・高校遠隔授業配信センター設置を計画。指導力の高い専任教員が遠隔授業を地域の小規模高校に配信。多様で質の高い高校教育の提供、地域創生に貢献する人材の育成を図る。

 本年度、教育環境支援課内に遠隔授業準備室を設置。機器整備や教育課程の検討を進める。有朋高には複数の専任スタッフを配置し、複数校への同時配信を試行する。受信校は夕張高、寿都高校など地域連携特例校、離島道立高校17校を予定している。

 配信希望校は、配信科目一覧、配信時間割から受信教科・科目を選択。国語、数学、外国語、理科、地理歴史、公民など大学の進学に対応した教科のほか、書道、音楽、美術など、生徒の多様な興味・関心に応える教科を配信する。

 時間は1授業50分を想定。成績評価は遠隔授業を配信する教員が行い、必要によって受信校の補助教員と連携して行う。

 このほか、遠隔授業以外にも夏・冬の長期休業期間、数学、英語などの進学講習も受信校に配信する予定となっている。

 2年度における受信校はつぎのとおり。

▽夕張▽寿都▽蘭越▽厚真▽平取▽南茅部▽長万部▽松前▽下川商業▽豊富▽礼文▽常呂▽佐呂間▽清里▽興部▽雄武▽阿寒

(道・道教委 2020-04-06付)

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