白糠町２年度教育行政執行方針　白糠小・白糠中を統合　土曜授業継続で教育充実

（市町村 2020-04-08付）

白糠町教委・川島眞澄教育長

　【釧路発】白糠町教委の川島眞澄教育長は令和２年度教育行政執行方針で、小中一貫教育の一層の充実を図る考えを示した。土曜授業の継続や放課後学習サポートを拡充させることも盛り込んだ。白糠小学校、白糠中学校の統合を進めることや、白糠高校の魅力化を推進することも示した。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

▼学校教育

　小中一貫教育の一層の充実を図るため、９年間の学びの系統性や連続性を生かした指導を継続し、発展させる。ＩＣＴを活用した学習環境を充実するとともに、土曜授業の継続や放課後学習サポート事業を拡充させる。

　“使える”外国語の指導を徹底するとともに、ＡＬＴ（外国語指導助手）の効果的な活用、海外との学校交流や海外研修の充実を図る。

　豊かな心と健やかな体の育成に向け、基本的な生活習慣の定着、健康の保持と体力の向上を重点として施策を展開する。

　学校が保護者や地域からの信頼を構築するため、地域に根差した学校づくり、教師の力量向上を重点とする。コミュニティ・スクールの実践や研究を進めるほか、各種研究会や校内研修等による力量向上を図る。

　子どもたちが安全・安心な環境のもとで育つことができるよう、安心できる教育環境の整備・充実と健全育成事業の協働実践に努める。入学支援金の支給、給食費無料化の継続とともに、白糠小学校と白糠中学校の統合事業を推進する。白糠高校の魅力化についても、取組を引き続き推進する。

　見守り・声かけ運動を拡充し、子どもたちが将来に夢がもてるよう、ミニ社会体験を推進する。

▼社会教育

　生活いきいきプラン、親子にこにこプランに沿って、生涯学習を推進する実践活動の展開、社会教育活動の充実、文化活動への参加機会の拡充、スポーツの振興、社会教育施設の整備・充実を推進する。

　社会教育活動の充実では、家庭の教育力を向上させる支援の充実として、子どもの基本的な生活習慣の定着化を図るため、関係機関との連携による多様な学習機会の提供に努める。

　青少年健全育成事業の推進として、地域の自然・文化・産業を生かした体験活動の充実を図るとともに、学社連携を強化する各種事業を展開する。

(市町村 2020-04-08付)