臨時札幌市議会補正予算案　１人１台端末に３６億　非接触式体温計も導入

（市町村 2020-04-27付）

　札幌市は２７日、３０日開会予定の第２回臨時市議会に提出する補正予算案を発表した。医療提供体制の強化と新型コロナウイルス感染症拡大の防止、事業の継続と雇用の維持、市民生活への支援として一般会計総額２１０１億６１００万円を計上。うち、教育委員会関係では、教育委員会運営費としてGIGAスクール構想加速化に伴う１人１台タブレットの整備に３５億９０００万円、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から市立学校における非接触式の体温計の購入費として学校保健費１８００万円、生涯学習施設運営管理費として、市生涯学習センターちえりあと青少年科学館におけるサーモグラフィーの設置費用に３８０万円を充てた。

　教育委員会運営費には当初の４ヵ年計画を前倒しし、本年度中の整備を目指す児童生徒１人１台のタブレット端末の整備費に３５億９０００万円を充てた。

　また、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から医療提供体制の強化として、学校保健費１８００万円を計上。頭部の接触のみで体温を測定することのできる非接触式の体温計を全市立学校に導入する。

　生涯学習施設運営管理費では市生涯学習センターちえりあと青少年科学館へのサーモグラフィー設置費として３８０万円を計上。

　主な教育関連事業はつぎのとおり。

▼医療提供体制の強化と感染拡大の防止

▽高校運営管理関係費＝５４０万円

▽学校保健費＝１８００万円

▽生涯学習施設運営管理費＝３８０万円

▼事業の継続と雇用の維持、市民生活への支援

▽教育委員会運営費＝３５億９０００万円

(市町村 2020-04-27付)