障がいある児童生徒の家庭学習　各学校で積極支援を　文科省が留意事項通知

（コロナウイルス関連 2020-05-11付）

　文部科学省は７日付で、各都道府県・指定都市教育委員会特別支援教育担当者などに対し、通知「新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業中における障害のある児童生徒の家庭学習支援に関する留意事項」を発出した。学校が障がいのある児童生徒の家庭学習を支援するに当たって留意すべき事項を整理。各学校において、家庭学習への支援を積極的に行うよう呼びかけている。

　学校において、児童生徒の障がいの状態や特性および心身の発達の段階など、学校の臨時休業等の状況などを踏まえ、個別の指導計画などの精査や見直しを行うよう周知。特に、本年度から新たに特別支援教育を受ける児童生徒等について、個別の指導計画などを作成していない場合は、保護者等と連携しつつ実態を把握し、速やかに個別の指導計画等を作成するよう求めた。

　家庭における学習内容の提示や教材等の提供に当たっては、児童生徒および必要に応じて協力を求める保護者等にとって実施しやすい方法や留意すべき点なども併せて示すよう周知した。

　このほか、障がい種ごとの家庭学習上の留意事項も示した。

(コロナウイルス関連 2020-05-11付)