旭川工業高　生徒の学習支援　資格取得へ授業配信　学び止めない方策を

（コロナウイルス関連 2020-05-20付）

　【旭川発】旭川工業高校（諸橋宏明校長）は、㈱ＮＴＴドコモから通信機器付きタブレットの無償貸与を受け、生徒の家庭学習を支援している。ビデオ会議ソフトＺｏｏｍや無料通信アプリＬＩＮＥなどを活用し、電気科１年生の資格取得に向けた授業などを配信。諸橋校長は「今後、遠隔授業における成果や課題を整理し、子どもたちの学びを止めない方策を考えていきたい」と話している。

　道教委は、新型コロナウイルスに伴う臨時休業の影響で学校で学ぶことができない児童生徒の学習を支援するため、ＮＴＴドコモから通信機器付きタブレットの無償貸与を受け、児童生徒の家庭学習を支援。

　道内の特別支援学校を対象に学校と家庭を結んだ遠隔授業を配信しているほか、幼児教育推進センターから幼児向けの遊びをオンデマンド配信、各教育局等から児童生徒に向け遠隔授業等の配信などを推進している。

　取組の一環で同校は、通信機器付きタブレットの無償貸与を受け、教員が生徒の家庭学習を遠隔で支援。電気科１年生に対して、ＺｏｏｍやＬＩＮＥなどを活用し、資格「計算技術検定」等の取得に向けた授業を配信している。

　また、ＹｏｕＴｕｂｅやＦａｃｅｂｏｏｋを活用し、インターハイが中止となった運動部に対するメッセージも配信した。

　諸橋校長は「タブレットに通信機能が付いているので、生徒の家庭学習の支援に大変役に立つ。今後は、遠隔授業の成果や課題を整理し、引き続き、子どもたちの学びを止めない方策を考えていきたい」と話している。

(コロナウイルス関連 2020-05-20付)