石狩管内市町村小・中の分散登校　学校玄関等で課題配布　動画も配信し学習支援

（コロナウイルス関連 2020-05-26付）

　石狩管内の各市町村の公立小・中学校における学校再開に向けた臨時休業中の取組がまとまった。新篠津村は１８日、石狩市と当別町は２５日から分散登校を実施。そのほかの市では新型コロナウイルス感染予防のため、下駄箱を利用した学習課題の受け渡しや、動画配信による学習支援を行っている。

　各市町村の状況はつぎのとおり。

▼江別市

　感染症予防の観点から下駄箱を使って、学習課題を配布。保護者または児童生徒来校時に玄関で課題を受け渡している。また、希望者には学校図書の貸し出しを実施している。

▼千歳市

　学校の玄関先での学習課題の配布や、各家庭への学習課題の直接配布などを通し、児童生徒とのコミュニケーションを図っている。また、ホームぺージ上で、軽運動を紹介している学校などもある。

▼恵庭市

　学校ごとに様々な取組を実施。下駄箱での学習課題の受け渡しや、担任による家庭訪問を実施。学校図書の貸し出しのほか、希望する児童生徒には担任との面談時間を設けている。

▼北広島市

　家庭学習の課題を学校の玄関で配布している。また、週１回以上電話で児童生徒の状況を確認。個別相談にも対応する。１１日からはＹｏｕＴｕｂｅを通して全小・中学校で動画を配信。応援メッセージや主要教科の学習支援に関する動画を随時更新している。

▼石狩市

　２５日から分散登校を実施。２時間授業で、給食は提供しない。５月の登校回数は各学年１回程度、中学３年生については２回の実施を目指す。大規模校は、１クラスをグループに分けて実施するなど感染防止措置を講じる。

▼当別町

　２５日から分散登校を実施。３時間授業で給食の提供は行わない。５月の登校回数は２回。

▼新篠津村

　１８日から実施。小学校４時間、中学校３時間授業で給食の提供は行わない。５月の登校回数は小学生２回、中学校５回。

(コロナウイルス関連 2020-05-26付)