大空高校　開校に先駆け　オンライン学習推進　中学生にも体験機会　公設塾

（コロナウイルス関連 2020-05-26付）

デジタルホワイトボードを活用している

　【網走発】女満別高校と東藻琴高校の統合による大空高校の開校に先駆けて、現在、両校舎内に開設している大空町公設塾は、学校の臨時休業中も「学びを止めない＝オンライン公設塾」として、Ｗｅｂ会議アプリ・Ｗｅｂｅｘ　Ｍｅｅｔｉｎｇｓを活用した生徒への学習支援に取り組んでいる。１８日からは「リベラルアーツ講座」の参加対象を中学生にも拡大し、公設塾の内容を体験する機会を提供している。

　新型コロナウイルス感染症に対応した学校の臨時休業中、両校に導入しているデジタルホワイトボード・Ｗｅｂｅｘ　Ｂｏａｒｄのミーティング機能を活用しオンラインで学習を支援。

　この機会に中学生にも公設塾の内容を体験してもらおうと、様々な問いに対して考えるきっかけを生み出し、興味・関心を引き出すことを目的に行っているリベラルアーツ講座のオンライン講座体験を企画した。

　講座は、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の各項目に基づき、公設塾スタッフの小川由峰さん、秦愛莉佳さん、松井勇樹さんがテーマを設定している。

　初日の１８日および１９日は女満別高で、小川さんが「地域社会で自分らしく生きていくために」をテーマに講座。函館市のＮＰＯ法人・自立の風かんばすに接続し、横川由紀代表理事らが講師として参加した。

　横川代表理事のこれまでの体験や、障がいがあっても自分らしく生きることを目標とした自立の風かんばすの活動に関する講話を通し、参加者は自分らしく生きることについて考えた。

　小川さんは、「今回のように、遠くにいる人ともつながることができる」とオンラインのよさを話した。

　２０・２１日は秦さんが「日本の格差・世界の格差」を実施。２７・２８日は松井さんが「１万円札のアノ人＝福沢諭吉の“学問ノススメ”を読んでみよう」を行う。

(コロナウイルス関連 2020-05-26付)