道教組・道子どもセンター　子に寄り添う学校を　再開に当たり提言

（コロナウイルス関連 2020-05-27付）

　道教組と道子どもセンターは、１６日に開いた緊急オンライン学習会を踏まえ「子どもたちが生き生きと学べるコロナ収束後の学校づくりを…」と題して提言した。学校再開に当たり、子どもに寄り添う学校づくりを推進する必要性や、新型コロナウイルス収束後の学校のあるべき姿などについて提起した。

　提言では、新型コロナウイルスに伴う臨時休業について、「大人だけではなく、子どもたち自身が“学校って何だろう”と考えるきっかけをつくり出した」と指摘。「教職員は、子どもたちの思いに寄り添い教育実践を組み立てられる専門性をもっている」とし、学校再開に当たり、学校に戻ってきた子どもたちの休業中の思いや不安を受け止めながら教育活動を軌道に乗せ、思いやりのある学校づくりを進める必要性を示した。

　また、学校再開について、「カリキュラム・マネジメントの考え方のもと、わが校の教育課程づくりをさらに進めることを教育関係者が立場を超えて尊重し合い、力合わせを進める節目としなければならない」と指摘。その上で「子どもたちが不意に考えることになった“学校って何だ”という思いに寄り添える学校づくりを、共に進める力合わせの輪を広げよう」と呼びかけた。

(コロナウイルス関連 2020-05-27付)