特別支援学校在籍生の現場実習　受け入れに協力を　道教委が事業所等へ要請

（コロナウイルス関連 2020-06-11付）

　道教委は、関係団体・事業所の関係者に対し、特別支援学校に在籍する生徒の現場実習の受け入れ協力を呼びかけている。新型コロナウイルス感染症の影響に伴う臨時休業によって、春先に実施している現場実習の実施が困難であることを踏まえた対応。リーフレットを作成し、就労支援に向けた協力を求めている。

　特別支援学校の高等部では、働くために必要な知識、技能、態度・習慣を身に付けるため、農業、木工、工業、クリーニング、窯業、ビルメンテナンス、介護に関する実習などを実施している。

　緊急事態宣言の解除に伴い、道立特別支援学校６６校は６月から教育活動を再開したが、例年春先から実施している現場実習は、事業所の臨時休業によって実施できない状況となっている。

　このため道教委は、関係団体・事業所に対し、５日付で通知「特別支援学校に在籍する生徒の現場実習等の受け入れについて」を発出。教育活動の再開に伴い、各特別支援学校から現場実習受け入れの依頼があった場合の協力を求めた。

(コロナウイルス関連 2020-06-11付)