道教委２年度ＳＣ（札幌市除く）　全校種の配置率８１・２％　小・中２管内、高４管内１００％

（道・道教委 2020-07-03付）

令和２年度スクールカウンセラー配置率（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、札幌市を除く道内のスクールカウンセラー（ＳＣ）の令和２年度配置計画をまとめた。全校種合わせた配置率は前年度と比べ３・１ポイント増の８１・２％。校種別では、小学校が７９％、中学校が８８・８％、高校が９２・３％などとなった。管内別にみると、小学校と中学校で空知・渡島管内、高校で胆振・日高・留萌・釧路管内で配置率１００％を予定。空知・後志・渡島・十勝の４管内において配置率が全校種合計で９割以上となった。

　道教委は毎年度、児童生徒の心理に関して高度に専門的な知識・経験を有する人材をＳＣとして公立学校に配置するＳＣ活用事業を実施。児童生徒へのカウンセリング、教員・保護者への助言を行い、児童生徒の心の悩みの深刻化や、いじめ・不登校などの問題行動の未然防止、早期発見・対応を図っている。

　ＳＣの配置は、１つの学校に定期的に勤務する単独型、市町村単位で配置し、必要に応じて域内の小・中学校を訪問する巡回型、拠点校である中学校から必要に応じて小学校に派遣する拠点・派遣型の３類型を設置。

　ＳＣ未配置の学校に対しても、緊急に児童生徒の心のケアを必要とする案件が生じた場合などには、随時派遣している。

　本年度は、小学校６２２校、中学校４１３校、義務教育学校９校、中等教育学校１校、特別支援学校１４校、高校１７９校の計１２３８校へ配置する予定となっている。

　全校種合わせた配置率は、元年度の実績値と比較して３・１ポイント増の８１・２％となった。

　校種別では、小学校が７９％、中学校が８８・８％、義務教育学校が８１・８％、中等教育学校が１００％、特別支援学校が２１・２％、高校が９２・３％。小学校で２・７ポイント、中学校で３・２ポイント、高校で６・７ポイント上昇した。

　管内別にみると、小学校、中学校で空知・渡島管内、高校で胆振・日高・留萌・釧路管内で１００％を予定。全校種の合計では、空知・後志・渡島・十勝管内で９割以上、日高・宗谷・釧路管内で８割以上、石狩・胆振・檜山・上川・根室管内で７割以上、留萌・オホーツク管内で６割以上の配置率を目指す。

(道・道教委 2020-07-03付)