CS導入や小中一貫教育 砂川市第7期総合計画案(市町村 2020-07-17付)
【岩見沢発】砂川市は、第7期総合計画案をまとめた。計画期間は令和3~12年度の10年間。学童保育事業の体制強化・質の向上や道徳教育の充実、学校給食を通じた食育、コミュニティ・スクール(=CS)の導入・活用、学習指導要領に沿った設備・教材整備、小中一貫教育など効果的な教育の推進などを盛り込んだ。
基本構想では、目指す都市像「自然に笑顔があふれ 明るい未来をひらくまち」のもと、基本目標に①健やかに安心して暮らせるやさしいまち②安全でやすらぎのあるまち③豊かな心と学ぶ力を育むまち④活力にあふれ賑わいのあるまち⑤自然と調和した快適で住みよいまち⑥明日へつなぐ協働と支え合いのまち―の6点を設定した。
基本計画における教育関係の施策をみると、①では、児童育成環境の充実として、安全で安心に過ごすことのできる放課後の居場所や学童保育事業の体制強化と質の向上を図り、様々な遊びや体験活動、集団生活を通して豊かな心の育成に努める。
③では、確かな学力を育む教育の推進において、児童生徒の学びに向かう力、基礎的・基本的な知識および技能、思考力・判断力・表現力などをバランスよく育む教育を推進する。
豊かな心を育む教育の推進については、学校における道徳教育の充実を図るとともに、いじめの未然防止や早期発見、早期対応を図るための連携体制や相談機能の充実を図る。また、不登校児童生徒への適切な支援に努める。
健やかな体を育む教育の推進においては、学校給食などを通して食育などの健康教育の充実を図る。
地域と共にある学校づくりの推進では、学校・家庭・地域が「どのような子どもを育むのか」という目標を共有することで連携・協働し、目標の実現を図るため、CSの導入・活用を推進する。
特別教育の推進に関しては、特別な教育的支援を必要とする児童生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じた指導や支援の充実を図り、社会の中で生きる力を育む教育を推進する。
教育環境の充実については、学習指導要領に沿った設備・教材などの整備を図る。
また、砂川高校に対し、在学中の資格取得、進路実績の向上、部活動の活発化などに向けた助成を行うことで魅力ある学校づくりの支援に努める。
小・中学校の適正配置の推進では、児童生徒の減少傾向が続いていることに鑑み、適正な学校規模を確保するとともに、小中一貫教育など効果的な教育の推進によって、子どもたちの健やかな成長と豊かな学びのあるよりよい学校づくりを目指し、小・中学校の適正配置を進める。
なお、8月13日までパブリックコメントを受け付けている。
(市町村 2020-07-17付)
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