札幌市 2年度オリパラ教育 8月から56校で実施へ 一部は再募集し7月中決定(市町村 2020-07-21付)
札幌市教委と札幌市スポーツ局は、本年度のオリンピック・パラリンピック教育推進事業を研究推進校56校で実施する予定だ。8月上旬から本格的に実施。札幌オリンピックミュージアムを活用した学習に関する研究については再募集中で、今月中にも決定する見通し。
事業は、市教委が平成28年度に開始。29年度からは市教委とスポーツ局で事業を推進してきた。スポーツの意義や価値などにふれる機会の充実、“ふるさと札幌”を愛する心の育成、共生の思いをもちながら生涯にわたって運動を楽しむ態度の育成が目的。
研究課題は、①オリンピアン・パラリンピアンやその指導者を学校に招いて講演会を行う学習に関する研究②オリンピアン・パラリンピアンや学識経験者等を講師に招いて行う体験的な学習に関する研究③オリンピックミュージアムを活用した学習に関する研究―となっている。
現時点で実施予定の校数は①が15校、②が8校、③が33校。うち、③については現在再募集中で、今月末にも決定するもよう。
当初は105校で実施予定だったが、新型コロナウイルスの影響で5月から7月にかけての事業を中止したことなどによって、56校に減少。オリンピアンで結成している「北海道オールオリンピアンズ」のメンバーが講師となって自身の体験などを伝えるほか、札幌オリンピックミュージアムの見学を予定している。
なお、市教委とスポーツ局は、ことし8月に実施予定だった応援プロジェクト「東京2020大会マラソン・競歩の応援に関する研究」については、国の動きに合わせて検討を進めていくとしている。
(市町村 2020-07-21付)
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