ＩＣＴ活用能力を育成　第７期総合計画基本構想原案　千歳市

（市町村 2020-07-22付）

　千歳市は、第７期総合計画の基本構想原案をまとめた。計画期間は令和３～１２年度の１０ヵ年。まちづくりの基本目標の一つに「充実した学びと豊かな文化・スポーツのまち」を設定。展開方針として「生き生きと学び育つことができる小中学校教育の充実に努める」など６点を示し、学習者用コンピュータや電子黒板などのＩＣＴを活用した分かりやすい授業の実践と活用能力の育成を図るなど、教育環境の充実に努めることなどを基本方向として盛り込んだ。

　計画策定の視点として、「市がもつ特性を生かし、持続的な発展を目指す計画」「分かりやすく実効性のある計画」「社会経済情勢等の変化に対応できる計画」「多くの声を反映させた計画」の４つを設定。１２年度を目標年度とする基本構想と、３年間を計画期間とする実施計画で構成している。

　議会や審議会での検討を経て、本年度中の策定を目指す。

　まちづくりの基本目標の一つ「充実した学びと豊かな文化・スポーツのまち」では、展開方針として、①生涯学習によって市民が活躍するまちづくりを推進する②生き生きと学び育つことができる小中学校教育の充実に努める③高等教育等の機会を確保するとともに、学園都市の形成に努める④各世代の生活課題や地域課題に対応した社会教育の充実に努める⑤文化芸術の振興と文化財の保護・継承に努める⑥誰もがスポーツに親しめる生涯スポーツの普及に努める―の６点を示した。

　うち②では、多様化する学習ニーズに対応し、学習者用コンピュータや電子黒板などのＩＣＴを活用した分かりやすい授業の実践と活用能力の育成を図るなど、教育環境の充実を目指す。

　また、教員の指導力やコミュニケーション能力の向上を図るとともに、業務の見直しや合理化などの働き方改革を進め、教員が児童生徒とゆとりをもって向き合える環境づくりに努めることなどを盛り込んだ。

(市町村 2020-07-22付)