札幌市教委の進路探究学習事業　対象を中３まで拡大　実施期間　来年１月１４日まで

（市町村 2020-07-27付）

　札幌市教委は、本年度の進路探究学習オリエンテーリング事業について、対象生徒と実施期間を拡大する。新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じながら、対象生徒を中学３年生まで拡大。また、例年夏季休業中としていた実施期間を、８月８日から来年１月１４日までの期間に延長する。

　市教委では、子ども一人ひとりが将来の生き方や進路についてよく考え、社会的・職業的自立に向けて必要となる能力や態度を身に付けるための動機付けとなる進路探究学習を推進。取組の一環として、平成２５年度から進路探究学習オリエンテーリング事業を展開している。

　事業では、職業教育の専門機関で、能力開発に関する情報等をもつ専修学校・各種学校と連携し、市内・近郊の専修学校などを会場とした職業体験講座を開講。夏季休業中、中学１年生および１年生時に参加しなかった２年生を対象に、職業教育の専門機関である専修学校などにおいて職業体験講座の受講機会を提供している。

　本年度は、「３密を防ぐため、座席の間隔を２㍍（最低１㍍）確保する」など、新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じながら、対象生徒を３年生まで拡大。

　生徒や保護者が参加時期を選べるよう、実施期間を８月８日から来年１月１４日まで延長し、３期に分けて申込・決定通知を行う。

　１期に付き１人１回申込可とし、第１希望から第３希望までを異なる分野から１講座ずつ選び、第４希望として同じ分野からもう１講座を選ぶことができる。

　参加を希望する生徒は、申込用紙と受講確認書（決定通知）に必要事項を記入し、期ごとに設けた締切日までに学校へ提出する。

(市町村 2020-07-27付)