道教委が高校教育課程研究協議会　前例とらわれない姿勢で　唐川課長　指導主事に期待

（道・道教委 2020-07-29付）

教育改革の課題などを協議

　道教委は２１日から２日間、札幌市内の道第２水産ビルで令和２年度高校教育課程（各教科担当指導主事等）研究協議会を開いた。高校教育担当指導主事など８５人が参加。唐川智幸高校教育課長があいさつし、前例にとらわれず取組を進めるよう呼びかけた。

　唐川高校教育課長は、新型コロナウイルス感染症の影響で、ある学校が臨時休業期間中に、Ｗｉ―Ｆｉルーターを整備し、学校再開後も子どもたちの学びを止めないように対応していた事例などを紹介。このような状態にある中でも実現できた取組であるとした上で、「今後も一丸となって、前例にとらわれることなく、できることは何でもやるという姿勢で取り組んでほしい」と呼びかけた。

　指導主事に対しては「本当に学校にとって必要なことは何か、管理職や学校に寄り添って信頼関係を築いてほしい」などと求めた。

　続いて、赤間学校教育監が「これからの指導主事に期待すること」と題して講演した。

　このあと、参加者は高校教育改革推進の現状と課題について研究協議を行った。

　２日目は、道庁別館と道立教育研究所を会場に、国語・地理歴史などの教科部会に分かれて研究協議。各教科における教育課程編成・実施上の諸課題や教科指導訪問、授業改善講座等における指導助言などについて協議した。

(道・道教委 2020-07-29付)