道教委・赤間学校教育監が日高管内視察　地域の学び発展へ期待　小・中学校３校訪問し激励

（道・道教委 2020-07-29付）

子どもたちの様子を見守る赤間学校教育監

　【浦河発】道教委の赤間幸人学校教育監は１６・１７日の２日間、日高管内を訪れ、小・中学校３校を視察した。各校で取り組む実践について聞き取りながら、授業を参観。子どもたちの学ぶ姿から管内の教育環境や学習状況などを確認し、今後の成果に期待を寄せた。

　赤間学校教育監は、１６日に主体的・対話的で深い学びを実現する校内研修に取り組む新ひだか町立静内第三中学校（盛永明寿校長）、１７日には学校力向上に関する総合実践事業を進めるえりも町立えりも岬小学校（高杉省一校長）とえりも小学校（小嶋範彦校長）を視察した。

　静内第三中では、１・２年生の授業を参観したほか、特設授業による校内研修の状況を視察。えりも岬小では、図工科の専科巡回教諭による授業を参観し、えりも小では、学校力向上に関する総合実践事業の進ちょく状況と働き方改革に関する取組状況などを聴取。各学校で子どもたちの表情を見ながら学校の状況を確認した。

　日高教育局長を歴任している赤間学校教育監は、２年半ぶりに見た管内の学校について「いずれの学校も子どもたちの授業改善にチームで組織的に取り組んでいたが、今回の視察で、チーム力がより上がり、チームワークがうまく機能してきているのが見て取れた」と印象を話し、「一人ひとりの子どもの学びを大切にし、資質・能力を伸ばすため、先生たちは組織的に、具体的な活動を通じて子どもたちの主体性を育んでいる。道教委としても、本質的な学びを深めていく授業づくりをしっかりと支援していきたい」と地域の学びの発展へ期待を寄せた。

(道・道教委 2020-07-29付)