拓北・白糠・網走養護の養護教諭　感染予防対策を確認　オンラインで情報交換

（学校 2020-08-07付）

普段集まる機会のない養護教諭が意見を交わした

　拓北養護学校（秋保雅浩校長）は７月下旬、白糠養護学校（仲條正輝校長）、網走養護学校（上村喜明校長）と遠隔会議システムでつなぎ、養護教諭同士の情報交換を行った。３校から養護教諭４人が参加。新型コロナウイルス感染症防止対応などを確認した。

　本年度、道立特別支援学校（肢体不自由）の８校に遠隔テレビ会議システムが配置され、管理職や学校代表者による諸会議、教員研修で活用している。

　情報交換は、遠隔テレビ会議システムを活用し、新型コロナウイルス感染症の防止対策など各校での取組を交流することで、新たな取組への気付きや視点を得て、感染予防対策を充実させることをねらった。

　障がいのある児童生徒に配慮した健康診断の実施や新型コロナウイルス感染症による臨時休業中の取組、教育活動が再開してからの感染症対策などについて情報を発信。取組や各校の対応に関して活発に情報を交換した。

　拓北養護の吾妻彩花養護教諭は「普段、養護教諭同士で集まる機会がなく、つながることが少ない。今回は各校の取組や課題などを交流し合い、自校で足りなかった視点や同様の考え方などを知ることができた。同じ肢体不自由教育校として情報共有することもでき、今後に生かしていきたい」と成果を振り返るとともに、意気込みを語った。

　秋保校長は「広域の本道で気軽に同じ障がい種校で情報や状況を共有できることは、教育の質の向上や危機管理等に生かしていくことができる。今後、遠隔会議システムの活用を広げていきたい」と話していた。

(学校 2020-08-07付)