札幌市教委　第１５回教育委員会会議　３年度中学教科書選定　２０日の会議で採択決定へ

（市町村 2020-08-12付）

各教科ごとに審議

　札幌市教委は７日、札幌市民交流プラザで第１５回教育委員会会議を開いた。令和３年度から使用する中学校等の教科用図書について審議し、選定した。うち、国語では「全体的な構成がしっかりしている」「実践的な内容となっている」などの理由から光村図書の教科書を採択の候補に絞った。教科書の採択は、２０日に開く会議で正式決定する。

　札幌市教科用図書選定審議会は、これまで、中学校用、高校・中等教育学校後期課程用、特別支援教育用の教科用図書の採択に向け調査研究を推進。市教委は審議会からの調査研究報告書の答申を受け、各教科書の特徴などから「札幌の子どもたちにとってどの教科書が望ましいか」の観点から教育委員会議で審議を重ねてきた。

　会議では、各教科ごとに採択する教科書を１社に選定。

　中学校用教科書では、国語、書写、技術・家庭、理科、美術、数学、外国語、音楽（音楽一般・器楽合奏）、道徳、保健体育、社会（地理・歴史・公民・地図）の順に審議した。

　うち、国語では「読書に興味・関心をもてる内容となっている、他の教科との連携も重視しているなど、全体的な構成がしっかりしている」「具体的に複数の資料を引用したり、情報を引用する際の注意点にふれるなど、実践的な内容となっている」などの意見から光村図書に絞った。

　今後、２０日の教育委員会会議において、継続して採択する小学校用教科用図書を含め議決する。

(市町村 2020-08-12付)