札幌市 保育所等の需給計画 本年度1794人分供給 3年4月時2号保育1173人分不足(市町村 2020-08-17付)
札幌市子ども未来局が所管する保育所等の需給計画進ちょく状況がまとまった。本年度中に市内全保育施設で1794人分の定員を確保する見込み。各区の内訳をみると、需要の高まりなどによって北区で380人、清田区で260人、豊平区で255人などと続く。東区では、保育の需要に対する供給の均衡が保たれてきていることなどから供給はゼロとした。3年4月時点における保育区分別の需給状況をみると、3~5歳児の2号保育で1173人分の不足が生じる見通し。その他の保育区分ではニーズに対する供給が充足する形となっている。市は今後も、ニーズに対する供給量の確保に努めていくとしている。
7日に開かれた2年度第1回子ども子育て会議認可・確認部会で示したもの。
国の定めによって、各自治体では保育や教育に関する需給計画を立案。札幌市は第4次札幌子ども未来プラン5章において、3年4月1日時点における市全体の必要供給量を最大限確保することを目標としている。増加する保育ニーズへの対応を加速し、計画期間内の必要供給量を5年4月までに確保するとしている。
7日の会議では、子育て支援部施設運営課の草野晶裕保育推進担当課長が市内の保育および教育の需給計画進捗状況を説明。幼稚園的教育に関する供給量は十分に満たされているものの、保育については依然としてニーズが高い状況で、地域整備が必要とした。
また、3年度に開設する保育所8ヵ所と、小規模保育事業A型10ヵ所における利用定員数を設定。保育所を342人、小規模保育事業A型を190人の計532人とした。
需給計画の進ちょく状況については、認定こども園移行施設、保育施設の増改築等、新設教育・保育施設、新設地域型保育事業、認可外移行施設、その他の6施設において、ゼロ歳児、1~2歳児、3~5歳児(2号保育)、3~5歳(2号教育)、3~5歳児(1号)それぞれについて、本年度中に決定する供給量を提示。全市合合計で1794人分を供給する。区別にみると、東区の供給量はゼロで、需要と供給の均衡が保たれている。一方で、北区は380人分、清田区は260人分、豊平区は255人分を供給する。
保育区分ごとにみると、幼稚園などの3~5歳児1号では353人の定員減に。市によると、共働き世帯の増加などによって保育施設の需要が高まっていることから、幼稚園の需要が減ってきているとしている。
3年4月時点における保育区分別の需給状況をみると、3~5歳児の2号保育で1173人分の不足が生じる見通し。その他の保育区分ではニーズに対する供給が充足する見込みだ。
(市町村 2020-08-17付)
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