ものづくりＫｉｄｓ拠点構築事業　本年度　１０月から実施へ　札幌市　感染症対策万全に

（市町村 2020-08-17付）

　札幌市経済観光局は、本年度「ものづくりＫｉｄｓ拠点構築事業」について、１０月ころの実施を検討している。今月中にも、事業者選定にかかる公募型プロポーザルを公告する。提案要件として、小・中学生が自由にものづくりを体験できる拠点づくりとともに、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、除菌や換気対策などの感染症対策の構築を求める。９月中にも事業者を決定する見通し。

　ものづくり産業においては、人材確保が大きな課題となっている。一方で、担い手となり得る生産年齢人口は、今後も減少が見込まれている。このため市は、ものづくり産業の未来を担う子どもたちが、日常的にものづくりにふれられる場を創出するため、拠点構築事業を展開。多くの子どもや保護者に、ものづくりの魅力や魅力ある地元ものづくり企業を知ってもらう機会を設け、進学・就職の選択肢の一つに加えることを目指す。

　前年度は、市内「まこまる」の指定管理事業者であるさっぽろＡ・Ｍスポーツが補助事業者として、７月から３月まで体験活動などを実施してきた。

　本年度は、月内にも運営事業者選定にかかる公募型プロポーザルを公告。事業者に求める要件として、例年同様、小・中学生が自由にものづくりを体験できる拠点の構築を求めるとともに、感染症対策を設定。事業期間についても、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、６ヵ月間に設定する。

　９月中にも運営事業者を決定し、開催場所や内容について検討。１０月ころから事業を開始したい考え。

(市町村 2020-08-17付)