建設業者から氷など　札幌市円山動物園　寄贈受ける

（市町村 2020-08-18付）

氷の山に駆け寄るホッキョクグマ

　札幌市円山動物園は１１日、市内の㈱西岡国昭建設（加藤健一社長）から氷とスイカの寄贈を受けた。同園で飼育するホッキョクグマ、アジアゾウ、ニホンザルに対してそれぞれ寄贈され、氷で涼を取る動物たちの姿に、来園者は歓声を上げていた。

　西岡国昭建設は昨年５月、西岡建設㈱と国昭建設㈱が合併し発足した。国昭建設としては、平成１８年から旭川市旭山動物園に氷を寄贈する取組を１２年間実施。円山動物園への氷の寄贈は、ことしで３回目。

　当日は西岡国昭建設の職員１２人が活動に参加。午前中はニホンザルやホッキョクグマ、アジアゾウに氷やスイカをプレゼントした。

　午後に行われた贈呈式では、加藤社長があいさつに立った。「贈呈した氷で動物たちに涼んでもらえれば」と話し、「来園者の方々にも、夏休みのイベントとして楽しんでいただきたい」と思いを述べた。

　その後、加藤社長は応対した加藤修園長に目録を手渡し、動物園側から感謝状が贈られた。

　氷とスイカをプレゼントされたホッキョクグマのララとデナリは、それぞれ氷の山に駆け寄り、つかの間の涼を楽しんでいた。氷の山の中からスイカを見つけた際には、観客から歓声が上がっていた。

　来園者は、「おいしそうにスイカを食べていて可愛かった」「氷に顔をうずめていて涼しそうだった」などと述べ、夏のイベントを楽しんでいた。

(市町村 2020-08-18付)