札幌市立小学校の運動会　１７８校が実施予定　分散開催や保護者観覧制限　校長会調査

（関係団体 2020-08-25付）

　札幌市立小学校全１９８校のうち１７８校が本年度、運動会を実施する予定であることが市小学校長会（林貞年会長）の調査で明らかになった。１５２校は感染症対策として分散開催とする見通し。検討中の学校もあるが、保護者などの観覧について「人数制限あり」と回答した学校は５２校。日程では土日開催とした学校が１２１校、平日開催とした学校が４９校となった。

　新型コロナウイルス感染症の影響で、市立小学校全１９８校が例年５月ころに実施している運動会の開催を見合わせた。

　８月上旬時点での調査によると、本年度、運動会を実施すると回答した学校は１７８校。概ね９～１０月の開催を予定している。

　開催を予定している学校では、開会式を各教室のテレビで視聴できるようにするなど、各校で工夫した感染症対策を取り入れて実施する。

　参観授業形態を含む運動会の開催日程を土日とした学校は１２１校、平日開催とした学校は４９校だった。

　学年を分けて実施するなど分散開催とする学校は１５２校と全実施予定校の８割以上を占めた。低・中・高学年など学年を分けて実施し、観覧する保護者も入れ替える案を検討している学校が多かった。

　例年どおり全学年一斉開催で、参加人数の制限なく土日開催の実施を検討している学校は９校。保護者席を設けず、学年ごとの競技の際に随時観覧するような形式とするなどの感染症対策を検討している。

　開催しないと回答した学校は、体育の授業を参観できるようにするなど児童の運動発表の機会を設ける予定で、完全に中止とする学校はなかった。

(関係団体 2020-08-25付)