社教施設　オンライン学習拠点に　釧路市など７市町村で　道教委　デジタル寺子屋事業

（道・道教委 2020-09-04付）

　道教委は、本年度新規事業のデジタル寺子屋事業について、釧路市、寿都町、平取町など７市町村で実施することを決めた。地域協働型オンライン学習導入プロジェクトの一環として実施するもの。公民館や図書館等、社会教育施設などをオンライン学習の拠点とし、「いつでも」「どこでも」「誰でも」オンライン学習ができる環境を整備する。

　デジタル寺子屋事業は、地域協働型オンライン学習導入プロジェクトの取組の一つ。ハード・ソフト両面の整備と多様な教育・社会・民間資源を活用し、地域特性に応じたオンライン学習導入モデルを構築する。

　具体的には、公民館や図書館といった社会教育施設など、Ｗｉ―Ｆｉ環境が整ったスペースを放課後や長期休業中のオンライン学習の拠点として活用する。

　また、新型コロナウイルス感染症の再拡大による休校も想定し、備えとしてオンライン学習に慣れさせるとともに、家庭での学習習慣の定着を目指す。

　道教委は本年度、釧路市、寿都町、平取町、東神楽町、羅臼町、占冠村、更別村の７市町村での実施を決定した。

　各実施市町村では、ＩＣＴ環境の活用はもとより、大学や民間企業、地域人材といった地域資源からの支援も有効に活用し、いつでも、どこでも、誰でもオンライン学習ができる環境を整備する。

　羅臼町や占冠村では取組を開始しており、そのほかも整備が整い次第、順次実施する。

　道教委は、取組の成果と課題について、資料等にまとめ、オンライン学習の普及に努めていく。

(道・道教委 2020-09-04付)