道の３定補正案　教育費１７・２億　道立校にエアコン等整備　テレワーク　全職員へスマホ

（道・道教委 2020-09-02付）

　道は、７日開会の３定道議会に提出する令和２年度補正予算案をまとめた。教育費の補正額は１７億２１００万円で、エアコン、センサー式トイレ照明など感染防止のための道立学校の衛生環境整備に１４億１９２４万円を計上。教育費以外では、すべての道職員にスマートフォンを整備してテレワーク環境を整えるほか、勤怠管理システムや公金キャッシュレス化のシステム改修・構築を行う「Ｓｍａｒｔ道庁関連事業」に３４億２０６３万円を措置した。

　新型コロナウイルス感染症に関する緊急対策第５弾として、引き続き感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けた総合的な対策を実施するために必要な経費を措置した。

　一般会計３０５７億８８６５万円の増額補正で、補正後の総額は３兆６３５１億４９９７万円。教育費には１７億２１０４万円を計上した。

　このうち、高校・特別支援学校施設整備費（大規模改造費）に１４億１９２４万円を措置。道立学校における感染防止を図るため衛生環境を整備する。

　内訳は、エアコン設置に２億３４９０万円（高校１９４校、特別支援６６校）、網戸設置に４億７２３５万円（高校１９４校、特別支援５７校）、センサー式トイレ照明切替に７７６０万円（高校１５０校、特別支援５１校）、センサー式洗浄装置切替に７７６０万円（高校１６３校、特別支援４６校）、洋式トイレ切替に３億９７５８万円（高校１８校）を見込んでいる。

　教育費以外の事業をみると、Ｓｍａｒｔ道庁関連事業に３４億２０６３万円を計上。全職員を対象に庁舎外から庁内ネットワークに接続可能なスマートフォンを支給してテレワーク環境を整備する。出勤簿や休暇処理簿などを電子化して勤怠管理システムを構築するほか、公金収納をキャッシュレス化するシステムの改修・構築に充てる。

(道・道教委 2020-09-02付)