道教委　将来の地域リーダー養成　中高生対象に体験学習　ネイパル足寄・砂川でアカデミー

（道・道教委 2020-09-01付）

　道教委が、本年度から３ヵ年計画で展開する北海道青少年フロンティアリーダー養成事業の概要がまとまった。将来の地域リーダーを育成するため、中高生を対象に、地域資源を活用した体験的な学習や地域課題研究を実施するとともに、指導者養成のための研修会を開催する。ネイパルを活用した宿泊研修などと連携した取組を進め、次代の地域リーダーとして資質の向上を図る。

　事業は、ネイパルを活用した宿泊研修や、道の関連事業と連携して実施。将来の地域リーダーとなる中高生を対象に、地域資源を活用した体験的な学習やＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の推進につながる地域課題の解決に向けた実践的な学習機会を提供するほか、地域リーダーを育成するための指導者養成やスキルアップのための研修会を開催する。

　事業推進に当たっては、道教委や道、ネイパル職員などで構成する事業調整会議を設置。プログラムの企画、運営方法の検討、評価、参加者の選考などを行う。

　フロンティアリーダー養成事業として、ネイパル６施設が実施するジュニアリーダーコースへ参加。対象は各市町村から推薦された中高生６０人程度で、３年間で全市町村の中高生の参加を目指す。

　道が実施する全道地域づくり交流会への参加を奨励する。

　また、ネイパル足寄で十勝管内の中高生を対象に９月１９日から２泊３日、ネイパル砂川で空知・日高管内の中高生を対象に１１月２１日から２泊３日で、養成アカデミーを行う。

　さらに、次代の地域リーダーを育成するため、社会教育関係団体職員を対象に指導者養成の研修会を開催する。

　これらの取組を通して、地域の様々な課題の解決に向けて主体的に取り組む人材を継続的に育成し、地域の活性化を図っていく。

(道・道教委 2020-09-01付)